きっかけ 

赤い光の中……

現像液にまみれ醜悪でいやらしい怪物が浮かび上がりました。最初これが自分の身体の一部と思えず小さな叫び声を上げてしまいました。自分の身体から切り離された写真の中に息づくこの淫靡な生物……。

手早くドライヤーを当てて生乾きのまま裁ちばさみでバラバラにし、ネガも細かく裁断しました。帰る道すがら焼却炉へ投げ込んで逃げるようにそこを離れました。

 私は彩。彩という時は父が付けました。17才の高校生です。父がカメラマンだったこともあり、写真が大好きな私は高校入学と同時に写真部へ入部しました。たった一人の女子部員でした。先日進級に伴い、前の部長が私にその役を引き継いで卒業してゆきました。

私は3年生になるまで一度も彼氏が出来ることもなく、カメラ中心の生活を送り、放課後は部室で写真雑誌を読みふける根暗な写真オタクの女です。そんな私が部長になっても人に教えられる程面倒見が良いわけも無く、技術は盗む物だという父の言葉通りの方針をとっていました。

  いつしか部員は集まらなくなり、部室は私一人の城と化していました。今回の写真はちょっとした気まぐれで鏡の代わりにカメラを使って自分のあそこがどうなっているか、本当に鏡の代わり、のつもりだったといえば嘘になりますが……。

そう……、そうですね。見たかっただけなのです。

 グロテスクなあそこは、子供だった自分がいつのまにか女に変わってしまった事をいやがうえでも認識させ、私の心に影響を与えるだけのインパクトがありました。

「インパクトのある被写体。」

それこそ私が撮りたい映像でした。この日から私はセルフフォトグラファーとして自分の裏側を写し続けることになったのです。

 恥ずかしい写真を捨てた夜、真夜中に布団から起き上がった私はシーツをベッド脇の壁に画鋲で張り付けました。カメラを取り出し、三脚に据え付けてベッド、いえ、ベッドを使った簡易スタジオに向けて調整しました。モデルは自分です。

  パジャマを脱いでタンクトップとパンティだけになりました。ノーブラの乳房は誰も気がつかないけど88のB。乳首が薄い布を突き上げ、たわわな乳房は薄衣からはみ出して丸い乳房の片鱗を覗かせています。地味な外見は親譲りらしく、母も大学卒業まで自分をブスだと認識していたそうですが、24才の時、カメラマンの父に撮って貰った事がきっかけでトップモデルにまでのし上がり、私が出来たことで結婚したそうです。

 地味な顔にこの身体……、乳房の形、ウエストのくびれやヒップのラインにも自信がありました。ナルシスト入っているのかもしれませんが、誰にも見せられないのが残念だったのです。

  ちょっと考えてパンティも脱ぎ捨て、ベッドに上がりました。ぎこちなく色々なポーズを取っては赤面し、最初は身体を横たえ、髪をかき上げ、股間の薄毛はぴっちりと閉じて隠したポーズにしました。



  ストロボの充電ランプが赤く点滅しています。セルフタイマーをスタートさせて決めたポーズを取りました。

「バシャッ」

「うっ……」

全身写真撮っちゃった。閃光を浴びた瞬間のあのうずき。自分の乳首に光がぶつかったようでした。それともシャッターの音が私に官能を与えたのでしょうか。たった一枚の写真を撮っただけで私は発情していました。飢えた獣のように全身を触り、乳房やあそこを掻き毟るようにして快感を貪りました。

 翌日、1枚しか使わなかったフィルムを学校で現像しました。部活動の終わる18時を過ぎてから帰宅を促す放送部のアナウンスが流れると私はたぶん、発情したイヌみたいな顔をして暗室に向かいました。今日一日、授業にも身が入らずこの時だけをずっと待っていたのです。

  L版と言われる普通サイズの印画紙にネガを透した画像を結びます。私の顔もしっかり写っているため印画紙をずらし、首から下の裸像を焼き付けました。乾いた写真を蛍光灯の下で見ると、白いシーツから反射された柔らかな光が私の身体をますますしなやかに浮き立たせ、肌は白磁のようでした。

「きれいに撮れた……」

顔をトリミングしたおかげで、見慣れた自分の裸が作品のように感じられ、小一時間眺めてはニヤニヤと顔をほころばせていました。

そしてある決心をして前のようにネガを裁断してから帰り支度をしました。

 下駄箱の入り口にその写真を画鋲で貼り付けたのでした。

帰ってから私はとんでもない事をしてしまったという後悔と、反対に美しい物を見せてやる事が出来る満足。更に今現在も自分の裸が校内に晒されているという事実に焦がれるような胸の奥の痛みと妖しいうずきが沸き上がり悶々としたまま朝を迎えました。

 私はいつもと全く変わらない生活を演じるべく、いつも通りに学校へ着きました。

本音は朝一番に校舎へ入り、写真を剥がしたいという衝動に駆られ、走り出しそうな気持ちでした。

校門を過ぎ、学生が吸い込まれてゆく昇校口が近づくと、私の身体が震え、顔も赤くなってゆくのが分かりました。既に人垣が出来ていたのです。

「おはよっ彩っ」

「きゃあああっ」

「おーっどしたの?あれ見てよ、なんかあるみたいよ」

「え、ええ、そうね。なんだろね」

「早く行ってみよ」

「うん」

 級友のエミに促されて小走りに近づくと、私が貼った写真に大勢の生徒が群がっていたのです。

(ばれないよね……私ってばれっこないよね……)

顔を伏せて通り過ぎようとする私をエミは呼び止めます。

「見て見てっ!彩っ!すげーーーっ」

「え?何?あ……あああーーっ!!」

「うわっ、何そんなに大声出して。凄いよね。あの写真。男子のオモチャにされてるよ。早くはがせよなぁ、セクハラじゃん」

私は口を開けて愕然とその写真を見つめていました。

エミの声も遠くに聞こえる程私はどこかにぶっ飛んで行ってしまいました。

 私の白い肌にはマジックでSMチックな拘束具を書き込まれ、お尻には巨大なバイブを書かれ、変態女、巨乳といったいやらしい落書きが施されていたのです。

下半身の力が抜けて、座り込みそうになるのを堪えて、よたよたと女子トイレに駆け込み、心臓が痛くなるようなオナニーをしてしまいました。

(私があんなに汚されて……それなのにこんなに……感じちゃう……)



男子の慰み者

 自分の身体に施された卑猥な悪戯書きはずっと目に焼き付いてしまいました。

インパクトのある写真という概念が最初から塗り換えられてしまったのです。

(SMちっくな落書きかあー)

私は写真では無く、本当に自分が大勢の前で凌辱されるシーンを想像して毎晩いやらしい吐息を漏らし続けました。

  学校では生徒の間で騒ぎになり、先生に見つかる前に誰かが写真を持ち去ったようです。写真の品質には全く気付かれなかったようで写真部にある印画紙が疑われる事はありませんでした。なにしろ写真部の存在はほとんど忘れていたのですから。

ましてモデルが地味でまじめな部長の私だなんで夢にも思わないでしょう。

 ほとぼりが覚めた頃、私は新たなインパクトを求めて写真を撮りました。

でも本当は最初の目的からとっくに外れて、ただ自分の身体を卑猥なキャンバスとして差し出す快感が欲しいが為となっていたのです。

  大判の印画紙を使うわけには行かず、身体のパーツを大写しにすることでどんな反応があるか試してみました。

私は立ったままトッブレスになり、首から下、おへそまでを撮りました。

そしてまた期待通りにそれは凌辱されたのです。

  乳房は画鋲でびっしり埋められ乳首を紐で縛った結んだ絵が書かれて枠の外まで線が続いています。

自分の乳房に痛みすら感じてその疼痛は子宮を収縮させ、靴を履き替える事も忘れ、立ちつくしたまま軽くイッてしまったのです。

「彩っ?大丈夫?具合い悪いみたい」

「ううんちょっとね」

「あーもしかしてあれ見て興奮してる?」

「ばかっちがうよー。寝不足で疲れてるの」

「ふうん」

「あの写真って男子が自分の彼女の写真持ってきて晒してるのかなあ。だとしたら写真の女も生徒かもね。でもあれだけのスタイルいい子なんてそう居ないよね あれ?」

私は早くトイレで乳房を触りたくて先に走り出しました。手には廊下の壁に付いていた画鋲をひとつ握って。

  トイレの個室でパンティを降ろし、ブラウスのボタンをはずし、ブラのをたくし上げました。固くなった乳首に涼しい風が触れました。

(学校でおっぱい出しちゃってる……)

乳房を手でまさぐり、クリトリスを人差し指と中指で挟み包皮をたぐり、じくじくと痺れを感じている肉芽をむき出しにしました。

指を動かし、じれったいような甘い波を起こします。

(こんなところでクリトリスまで剥き出しにされて……)

どんどん充血して膨らむクリトリスに触らないようにその包皮をこすり上げ、官能を高めました。

「ふぅっ、くぅっ……」(いきそ・う)

左手に持った画鋲の針で乳房の膨らみをなぞりました。

もう限界です。

右の乳首に針を当ててくっと力を込めました。

(だっめ声が出ちゃう)

「うっ……くあっ」

便座の上でのけ反り、画鋲が刺さった乳首を天井に突き出しながら下腹がびくびく波打ちます。

(いやっああっとまんないっ……。学校でこんなに感じるなんて……)

私は便座から半分ずり落ちそうになりながらぶるぶるっと痙攣する下半身と刺さった画鋲を涎が落ちるのも気付かず見ていました。

 授業が始まっていましたが構わず写真部の部室へ行きました。暗室のカーテンを閉めて上半身裸になりました。私の乳首にはまだ画鋲が刺さっています。カメラを至近撮影用にセッティングして右の乳房を撮りました。

フィルムを抜取り、乳首から画鋲を取り去りました。

血が出るほどでも無く、なあんだと言いながらいつもの顔に戻った私は教室へ向かいました。

「大丈夫?トイレに駆け込んじゃったし、気持ち悪そうな声出してたし」

教室ではエミが心配そうに私に声を掛けてきました。

(トイレの前に居た?声を聞かれたの?)

「う、うん、気持ち悪くなっちゃって……」

そう言いながら自分の迂濶さに青くなりました。でも授業が終わる頃には次の写真のことで頭が一杯です。

 自分の身体をキャンパスにして誰かがインパクトのある画像を作ってくれる。その期待と興奮は留まる事を知りませんでした。

しかも私の体に描かれる卑猥な落書きは同じクラスにいるであろう同年代の男子の本性なのです。女の身体をメチャメチャにしたいという幼稚で残酷な欲望をダイレクトに感じ、ウブだった私に自分でも知らない急所を教えてくれました。

  自分でも快感の引出しを探り当てていない陰部の写真を撮ることにしました。以前撮った時と違い、入念なライティングと陰毛の除去、足を開いてむき出しになった性器・肛門、女体の中までを晒したあられも無い写真です。

いつも持ち歩いているスナップ用のデジカメでポーズの確認をしてから最後は一眼レフに新しいフィルムを入れて一枚だけ撮りました。

  バシャンというシャッター音は裸の私には無防備と言う事を実感させられ、フィルムに焼き付けられると言うより、引き抜かれてさらけ出されたのは私の本性、いやらしい変態女の彩なんだということを思い知らされ、感じてしまうのです。

 学校の暗室で赤い光に照らされ浮かび上がった生け贄は3L版に焼き付けられています。

豊満な乳房から白い腹へ続く稜線を見せ、なめらかなラインの最後には充血していつもより膨らみ、包皮からはしたなくはみ出したクリトリスと愛液で濡れた軟体動物のような陰唇がくっきりと映し出されています。

私のバージンは学校の男子全員の生け贄になるんです。激しい興奮にぶるっと体が震え、その場に座り込んでしまいました。

(はぁはぁはぁ怖いよぅっ……でも……すごく感じちゃう)

 暗室のカーテンをチラッと開けてみると外は真っ暗。私が部室に居ることも忘れられ、すべての照明が消されています。週始めの8時過ぎ、運動部の遅い練習も無い月曜。

校内には誰もいないはずです。

 私はブラウスのボタンを外していました。

腕を抜くとき、衣擦れの音だけが部屋に響き大きく聞こえました。あとは、自分の心臓が打つ鼓動。濡れたパンティーをスカートの下からするりと脱ぎ、丸めてカバンにしまいました。ブラのホックを外す手が震えます。

誰もいないはずなのに、なにを心配しているんだろう。

私の欲望はこの場所、学校では絶対的な禁忌。学校でいやらしい事をしようとしている自分はとてつもない悪人。だからせき立てられるように急いでいたのだと思います。

 白いソックスを脱ぐと、床の冷たさ、素足で踏むはじめての感覚に心拍数が上がりました。スカートに手をかけて体が止まりました。

(本当に学校で裸になっちゃうよ。でも、もうとまんないよ)

スカートをおろしました。足がガクガク震えています。暗室は元々個室のようなものです。それでも私は今学校で全裸になってしまったんです。

(あぁ……早く、早くしなくちゃ)

 写真を手に取り、暗室のカーテンから首を出し、耳を澄ませます。聞こえてくるのは喉元まで上がってきているんじゃないかという心臓の鼓動だけ。

(誰もいないよね)

私は裸で学校の廊下へ踏み出しました。

 冷たいリノリューム張りの廊下を裸足で音もなく歩き、写真部の部室から50メートル程の昇校口に向かいます。普段はたくさんの生徒が行き交うこの廊下を今自分は全裸で歩いています。

ただ裸なだけでなく、右手を股間に当てて音を立てながらオナニーをしてこの廊下を歩いているのです。今が昼間で学校中の男子に服を脱がされ、露出オナニーを強制されている事を想像し、すぐにでもイッてしまいそうな波を必死で押しとどめました。

 昇校口がの靴箱を照らす非常灯の下に掲示板があります。既に貼られている掲示を覆いかくして生け贄の写真を画鋲で留めました。掲示板を背にし、床に座り込みました。

写真と同じポーズを取り、カラカラに乾いた口を開きつぶやきました。

「私の体をおもちゃにしてください……。ひどいことして……メチャメチャに……あぁあああ」

 明日になれば男子で埋め尽くされる掲示板の前で、取り囲む男子の足もとでオナニーをする自分を想像しています。床を転げ回り、乳房を押しつけ、床にキスをし、そして下駄箱に放り込まれていた男臭い上履きを乳房や腹に乗せて抱きしめ、舌を這わせながら太ももをぎゅっと閉じてのけ反りました。

「あっもっと踏んでっ変態の私を許してっあっあっイク……イクッーーーッ」

男子達は私の痴態も知らずこの写真を見るのです。

見られた秘密

 昨夜は学校でのことが頭から離れず、家に帰ってからもベッドで何度もオナニーをしてしまいました。寝不足気味の朦とした気分も校門が近づくにつれてあの時の痴態をはっきりと思い出し、また昨夜の興奮が沸き起こりました。

「彩ぁ、おはよん」

校門で待っていたのか、エミが声をかけてくれました。また私の写真がエミに視られちゃうよ(^◇^;)アセ

案の定昇校口の奥は人だかりができています。

「彩、ホラホラまたあの写真じゃない?見よ見よ」

私はしぶしぶといった感じでエミの熱い手に引かれて騒ぎの後ろからそっと覗きました。

背伸びして見ていたエミがぱっと振り返り目を輝かせています。

「彩っ!今回の写真やばぁ~。シゲキ強すぎだよっ」

私の心臓は破れそうに脈打ちました。

「すごいよ!今度のやつ二枚組だよ」

(え?)

私はエミの肩に掴まり、男子の隙間から昨日貼った大判写真を見ました。肌色が飛び込んできて胃の辺りがきゅんと縮んでしまいます。あられもない格好の私。その下にA4サイズの光沢紙にプリンタで印刷したらしい暗い写真!?

一気に血の気が引いてエミにしがみつき、倒れるのを我慢しました。

なんで 

なんで

誰が視てたの

 追加して貼られた写真は昨夜の私、下駄箱で上履きを乳房と股間に押し当てて達している姿でした。

のけ反っているため顔は写っていませんが、カメラマンは私の恥ずかしい姿を最後までずっと視ていたのです。

「もう授業始まるから誰か写真捨てて来てよ!女子に対するセクハラじゃん!」

ショックを受け気分の悪そうな私を見兼ねてエミが男子に声を掛けてくれました。

「彩、教室いこ。しかし彩はウブだよね~(^.^)処女はかわいいわぁ。あははは」

私の心は既にどこかへ飛んでいってしまいました。青い顔のまま鉛を飲み込んでしまったように重い胃に手を当てました。

 教室に入り、どさりと体を椅子に預け、不意に机の中を見るとなんとさっきの写真が入れてあります。あわてて手探りのまま写真を畳み、スカートのボケットに押し込みました。

(なんで、なんでっ。私の机に入れてあるって事は……私って事までカンペキにバレているんだ、ヤダッ、どうしよ……誰なの??)

私の人生は終わったのかもしれません。これから写真をネタに強請られて犯人の欲望のまま性奴隷とされてしまうに違いありません。

授業の内容も全く耳に入りませんでした。頭が真っ白になってしまったのです。

 丸一日呆けたまま過ごし、帰りの下駄箱で私の革靴に入れられた手紙を見つけました。

心臓に槍を刺されたような衝撃。

(きた、やっぱり来た)

震える手で手紙を取り、ポケットにしまいました。

(やだ、やだよう、何が書いてあるんだろ、恐いよう……。でも知らないふりすれば、見なかった事にすればいいじゃない?)

心を落ち着けようと靴を掴んだまま考え込みます。

(気付かなかった事にして帰ろう。そうするのが一番!)

不意に浮かぶ涙もそのままに走り出していました。

 パソコンで打ち出されたそれはやはり脅迫でした。途中で捨ててしまおうかと思った手紙も、結局自分の部屋まで持ち帰ってしまったのでした。

  私のことは全て知られています。これから手紙の主からの指示を待たなくてはなりません。

(バカな……もうバカバカ、夢なら醒めてよぉ)

「オマエノヤッテイルコトハ、ゼンブシッテイル シャシンモアレダケジャナイゾ ガッコウジュウニバラサレタクナカッタライウコトヲキケ

xxxxxxxx@xxx.ne.jp

ココヘキョウジュウニメールシロ

コレカラオマエノメールにシジヲダス イツデモミハラレテイルコトヲワスレルナ」

夜11時頃、とうとうメールを送りました。

題名:返してください

本文:脅迫はやめてください。写真を返してください。死にたいです。本当に許してください。

 その日、明け方まで眠れないままメールを待ちましたが、とうとう返事は返ってきませんでした。

寝不足のまま登校すると、また下駄箱で騒ぎが起きていました。私は真っ青になって元来た道を引き返そうとしました。

(もうだめっ、破滅だよ~私の写真が晒されてる……)

「彩どーしたの?」

「う、うんちょっと気分が悪くて……」

「来たばっかりで早引きぃ?あ、でも原因はあれじゅないの?」

下駄箱の人だかりを指さしました。

「ごめん帰るっ」

「やっぱりぃ、大丈夫だよ、あたしが付いてるからさ」

そう言ってぐいと手を引かれ、絶望の地へ引き立てられてゆきました。下駄箱の男子達が私を見ているような気がします。今回の写真はもしかしたら私と分かる写真が晒されているのかもしれないのです。涙をこらえて伏し目がちにしていた私にエミが囁きました。

「今回は違う女みたいだよ……前ほどのスタイルじゃ無いし……」

(違う女?私じゃ無い?一体だれが……)

チラリと写真を覗くと、健康そうな色をした肌、引き締まったおなか、私ほど大きくは無いけど形の良い乳房。そして首輪……。

 自宅のベッドで撮ったと思われるデジカメ写真はA4サイズの光沢紙に写されていました。あごの線まででぎりぎりトリミングされ顔は写っていないのですが、私には表情を想像できました。写真は貼られて間もないのか、ラクガキがありませんでした。しかし、女体のキャンパスが汚されるのは時間の問題でした。卑猥なセリフを言い、笑い合う男子等によってラクガキが始まりました。

  いつもなら止めるエミも興味深そうに観ています。

「エミ、私先行くね……」

「あ、うん。トイレ行ってからすぐ行くわ」

振り向くとまだエミは食い入るように写真を観ていました。自分の写真で無かった事だけが救いでほっとしていまいましたが、席に着き本当の問題は去っていないことを思い、心を悩ませることになりました。

 携帯にメールが届きました

送り主を見て、授業が始まる前ギリギリにトイレへ駆け込みました。

(やっぱし来た……)

  「写真を見ただろう。あの女は既に調教済みの女だ。

   おまえもその仲間に入れてやる。

   今夜12時に携帯とカメラを持って下駄箱に来い。

   来なければ今度こそおまえの最後だ。

   このことは誰にも言うな、見張っているぞ

   少しでも変な動きがあれば破滅が待っている。

   来るなら手荒な事はしないつもりだ。」

(手荒な……って、どうせ私を強姦して……きまってるわ。もう死にたい……)

  教室へ戻ると先生が体調を気遣ってくれました。エミが目配せをしたところを見ると、先生に言ってごまかしてくれたようです。

丸一日ふさぎ込んで、エミにも心配かけたけど決めました。

私は今夜学校に行って対決する。

命令

 月の無い夜、学校は完全に真っ暗でした。どんなに耳を澄ませても人の気配がしません。

言われたとおりカメラと携帯を持って昇校口前に行きました。カメラバッグの中に包丁を隠し持って。

 大きなガラス扉のむこうがわは非常灯だけが点り、下駄箱のシルエットを浮かび上がらせています。その影にも人の気配はありません。ドアを押すと鍵が開けてありました。

(やっぱり来ているんだ)

どきどきと心臓が高鳴り、足が震えます。

ちょうど12時。携帯のメール着信ランプが点りました。

 「写真をばらまかれたく無かったら指示に従え。

   放送室に行け。

   中に女が用意してある。

   マジックで体に落書きをして写真を撮れ。

   その写真をすぐに現像して下駄箱の掲示板にいつものように貼れ

   女に話しかけるな。

   顔も見るな。

   以上だ」

(なに……これ)

  

自分のほかにも男に弱みを握られ、おもちゃにされている女性が居るのです。朝に見た写真の女性に違いありません。男の恐ろしさに恐怖し、足をもつれさせながら放送室前にたどり着きました。

 ドアの前で耳を澄ませましたがキンと静まりかえっています。カメラバックに手を入れて包丁の柄を掴み、ぐっと心に力を込めてドアレバーを下ろし、重い扉を静かに開きました。

中は機械のランプが赤く点っている限りで、真っ暗です。

(でもだれか居る……気配……)

手繰りでドア脇のスイッチをひとつオン。ダウンライトに照らされた床に裸の女性!頭には汚い布袋がかぶせられ、右手と右足、左手と左足が手錠で繋がれ体を開いています。恐る恐る近づいて見るとその股間からはつるつるに剃られ、腹にマジックペンが置いてあります。

  言いつけ通り体にラクガキをするしかありません。ペンに手を伸ばすと女性の体がぴくんと反応しました。そしてじわじわと股を広げて書きやすいように女のすべてをさらけ出しました。あきらかに呼吸が荒くなり、性的に興奮しているのが分かります。私はペンのキャップを外し、震える手で乳房に花のマークを書き込みました。

 女性の体が震えて乳首がつんと立ってきました。私は同性が発情する姿を初めて間近で見ましたが、彼女の興奮が自分に移ってしまったのを感じました。私の乳首も反応してしまったんです。

それからは夢中でした。

私の写真に書かれていたヒワイなラクガキを思い出して女性の全身に男性器の絵や恥ずかしい器官の名前を書き込んでゆきました。下腹部に書き込むと、女体は仰け反り、透明な液を零しながら恥ずかしい部位を突き出しました。

「ここにも書いてほいの?」

返事はありませんでしたが、突き出した股間はそのままです。肛門のしわにそってペンを滑らせ、大陰唇の縁にひげを書き込みます。袋に閉じこめられくぐもった声が官能を表しています。

 ひとしきり、ラクガキを済ませた私は次の指示である写真を撮ることにしました。

カメラを構えてアングルを決めるとなにか物足りません。興奮した私は、自分の写真に施されていたラクガキを見た瞬間を思い出しました。

(恥ずかしい……もっと恥ずかしい事……)

床に置いていたペンを拾い、彼女の膣に差し込みました。思った通り、感じています。でもこんなのまだよ。この女はもう調教済みって言ってたからきっともっと凄いことも大丈夫……。

ペンを抜き、愛液でぬめぬめと光っている肛門にずぶずぶと押し込みました。

「んぐぐぅぅーーっ」

凄い反応……すごい惨めな姿……。

私は立ち上がり、マイクを持ってきて膣へ乱暴に埋め込んでゆきます。

「ぐぅぅぅぅぅうううううううう」

女性はビクビクと上半身を揺らし、マイクを太ももで挟み込みました。

「イッたのね、いっちゃったんだ、マイクで。あなたのおまんこにはマイクが刺さってるのよ。凄い恥ずかしい姿にされたうえ、マイクなんかで犯されてるのよ」

私もすでに発情しきっていました。

口を開け、舌を突き出してはぁはぁ言いながらカメラを構え、写真を撮り続けました。ストロボに照らされるたび、女性は新たな絶頂を迎えています。

 フィルムが無くなり、我に返りました。慌ててマイクとペンを女性から抜き取りました。

「ごめんなさいっ!行きます」

部屋のライトを消し、急いで写真部の部室へ転がり込みました。

暗室のカーテンを閉めて赤いライトを点けるとやっと自分の砦に戻った安心感で自然に股間に手が伸びていました。パンティはびっしょり濡れていました。

  現像処理を手早くおこない、ネガの中から一枚を選び出しました。大判の印画紙に焼き付けて薬品を洗い流すと私の求めていたインパクトのある写真に近い感動を覚えました。

その写真を見ながらオナニーをしました。

次は私の番……という予感を感じながら。



更なる罠

 あれから1ヶ月、脅迫者からのメールは届きませんでした。私の事をあきらめてくれたのでしょうか。そのあいだずっとビクビクしながら憂鬱な生活を送っていましたがいつしかそんなことも夢だったかように薄れ始めていました。でも、私が撮影した女性のネガを透かし見るとき、あの晩に起きた私の知らない感覚が蘇り、たしかな現実だったと認識するのです。

  お風呂から上がり部屋でくつろいでいると、メールが着信した音がしました。アドレスを見てぎくり。恐怖に包まれました。

あの脅迫者からでした。

「いまから学校に来い。おまえの両親が家に居ないことも分かっている。12時丁度に放送室へ入り服を全部脱げ。

置いてあるモノを見ればなにをすれば良いかわかるはずだ。来なかったら家の壁にあの写真を貼っても構わないんだぞ」

私の頭は真っ白になってしまいました。

呆然と携帯を見つめたまま立ちつくし、よだれが垂れそうになってはじめて、自分が喘いでいることに気づきました。

「私の……番……」

 また校舎の入り口、昇校口の扉が開けてありました。裸足のまま放送室へ向かいます。部屋に入り、明かりを付けるまでまったく人の気配はありません。しかし脅迫者はどこかで身を潜めているはずなのです。

  放送室の重い扉を開くとき、緊張は最高潮です。中にも人の気配はなく、真っ暗でした。ドアを閉めて電灯のスイッチを入れます。前回女性が横たわっていた床には、彼女に被せられていた汚れた袋と手錠が1つ。心臓の音が耳から聞こえてくるのではないかと思うほど高鳴り、指先が震えてしまいます。もう時間がありません。着てきたスウェットに手を掛け脱ぎ始めました。

(怖い……)

無防備な全裸になった心細さから恐怖がじわじわと攻め寄せます。袋と手錠を手にして部屋の電気を消しました。真っ暗闇になると少しだけ恥ずかしさが薄れ、自分の居場所が曖昧になる不安感が増大しました。手探りで前回の女性が横たわっていた場所にしゃがみ込みました。

  左手に手錠を掛け、頭から袋を被り、紐を軽く締めました。手は前で組み、右手首にも手錠を掛けます。ジャキジャキッという重い鉄が組み合わさる音が、自分を追い込む絶望感に繋がり、その異常な興奮が収まりません。

  あそこに手を伸ばして熱くぬるぬるとした胎内に指を沈めました。

「ガコン」

ドアが開けられました。

私はびくんと身体を硬直させてあそこから指を離し、おなかの上で手のひらを組み合わせました。視界が明るくなり電灯が点けられたことがわかりました。

人が近づいてきました。

肘をつかまれ、両腕を上に上げされられました。

(私のおっぱいを見ている……)

両方の乳房がわしづかみにされ弄ばれました。乳首の根元を指先で強くつねられ、私は痛みと快感で声もなくのけぞりました。熱い感覚が右の乳房に近づいて乳首が吸われました。

「はぁ……」

声が出そうになった口を袋の上から手で押さえつけられました。乳首をひっぱり上げ、乳房をまんべんなく舌先と歯で責められました。

(女……?え!!)

  ふわりと掛かる髪の雰囲気と身体に近づいた時に感じた微かな香り、たぶん私を責めているのは前回私がいたずらした女性です。

前回の仕返しとばかり、乳房を執拗に責めてきます。乳首に八重歯が食い込み、痛みと同時に熱い塊を股間に感じました。

(あ……溢れてきちゃった)

乳首を噛まれるたびに膣が熱い蜜を吐き出してしまいます。

(奴隷にされた女に交代で責める役をやらせているんだ……私達を、女性をそんなオモチャみたいに……ひどい)

  でも相手が男で無い事に少し安心しました。近くに犯人の男が居る気配もありません。私の身体は執拗に責められました。乳房の次は脇の下から首筋、耳の後ろを熱い舌先がくすぐります。そのあいだ、私の乳首は柔らかい指の腹で転がされ固くしこって痛いほどです。

こんなに感じてしまったのは初めてでした。あそこを触りたくて太ももをすりあわせ快感を貪ろうとしてしまいます。女性が私の両足首を掴みました。そのまま左右に割り広げてゆきます。

「あっああっ恥ずかしい……」

いやらしいおつゆが床まで垂れているはずです。広げられた拍子にまた奥からどくんと熱い樹液が湧き出しました。

左右限界まで広げられ、そのまま手が離されました。女性はなにかしているようです。

(これから自分の身体になにかされる……ひどいことしないで……怖い)

怖いと思いながらも、閉じようと思えば閉じられる股間をむき出しにし、責めを待つ自分の姿を想像するとぴくんぴくんと全身が震えてしまいます。

「カシャッ」

電子的なシャッター音とストロボの閃光が私を包みました。写真を撮られたのです。

「いやぁっ!撮らないでっ!」

身体を丸めようとしたその足を掴まれ、じりじりと開かされてしまいます。手錠で纏められた両手もまた元の頭上に上げさせられてしまいました。乳首が摘まれ、ぎゅーっと引っ張られました。

「いたいいたいっ、ごめんなさいっ動きませんからっ許してくだ……」

また口を押さえられました。

私は観念して身体を開きました。

(恥ずかしい……でも……もっと惨めな姿にして欲しい)

ひやりとするものが乳房に当てられました。そのまま肌を滑ってゆきます。ツンとした油性マジックの臭いがしました。私の身体にラクガキが始まったのです。乳輪を突かれ、変な模様が入れられているようです。

  両方の乳房を一通りなぞったあと、みぞおちからおなかにかけて文字が書かれました。はぁはぁと上下するおなかを素早くマジックの先が走ります。太ももやお尻にも何か書き込まれてゆきます。

  ペン先が触れるたび、文字や模様が書き込まれるたびに全身に快感が走り絶頂寸前の状態のまま床に自らの身体を張り付けて我慢しました。

 書き終わったのか続けざまにシャッター音がしました。女性のはぁはぁという息づかいも聞こえてきます。

(あぁ……このひともあのときの私みたいに感じている……)

またガサガサと音がして部屋の電気が消された気配……。ドアを開けて彼女は出て行きました。

静寂

 しばらく身動きもせずに様子を伺いましたがまったく戻ってくる気配がありません。そっと上半身を起こし、頭の袋をはずしました。手探りで電灯のスイッチを入れ、床に置いてあった手錠の鍵を探しました。が見つかりません。それどころか床に脱ぎ捨て、部屋の端に寄せておいた服も無いのです。

「そんな!まさか!?」

私の服と手錠の鍵は持ち去られてしまっていました。私は裸で学校に残されてしまったのです。身体にイタズラ書きをされて。

 はっと気づいて身体を見ました。乳房や太ももに書かれた卑猥な文様と恥ずかしい言葉の羅列。生殖器の名前や女体を公衆便所扱いしたひどい言葉の群れに私は胴震いをして感じました。そのおなかには大きく私の学年・クラス・出席番号にフルネームまで書き込まれていました。

(だめっ!こんなの書かれて写真撮られたんじゃ顔隠しても意味ないよぉっ)

「どうしよう……どうしよう……」

私はつぶやきながらあそこに沈めた指を激しく出し入れしてしまいます。

(今何時っ!2時30分。たぶん誰にも会わない。人なんか居るわけない)

私はこの姿のまま帰ることを決心しました。

 裸のまま身を屈めて廊下を歩きます。先日の夜と違って手錠に全身ラクガキ姿。誰かに見られたら今度こそ私は学校中の男子に犯される、男子の公衆便所として扱われてしまう。見つかりでもしたらどうせお日様の下なんか歩けっこない。男子便所で一生飼われても仕方ない変態女として生きるしかない。

そんなことばかり考えながら発情しきった私はオナニーの手が止まらないのです。

 下駄箱まで足をがくがくさせながら辿り着くと置いておいた靴の上に服が乗せてありました!手錠の鍵もありました。

「あぁ~よかったぁ」

安心した私はこの火照った身体をさますべく、手錠姿のまま写真の貼ってあった場所に座り込み思いっきり身体をまさぐりました。

「はぅっ……ぐうぅううっはぁはぁはぁ……はあぁあっはあああああああーーーっ」

寸前で我慢してきた絶頂はあっという間に訪れ、両足を突っ張らせてブリッジのように股間を持ち上げた姿で快感の波を味わっていました。

「パシャッ」「パシャッ」「パシャッ」

続けざまにストロボの光とシャッター音!?

びっくりして光の発生源を見ましたが、目がくらんで人のシルエットしか見えません。

その影もさっと走り去ってしまいました。

(今度こそ顔も撮られた……身体!名前まで書かれていたんだ)

逃れられない罠にどんどん嵌められていることに気がつきました

正体

 何日たってもあの夜の写真は貼り出されませんでした。私を完全に支配する切り札となる写真を脅迫者は持っています。次に下される命令は……と毎日眠れず、でもベッドの中であの晩の事を思い出してはオナニーをしていつしか眠ってしまう日々を送っていました。

  一ヶ月後の朝、その写真が貼られていたのです。いつものように校門前でエミと会い、校舎に向かうとまた下駄箱に人垣が出来ていました。

「やだ、もしかしたらまた写真かもよ!彩、早く行ってみよう」

「あ……私はいいよ、先行くね」

「見てみようよ、なんか今回凄そうだよ」

「いいってば……」

靴を履き替え、逃げ出したくなる気持ちを抑えながら人混みの脇を足早に過ぎようとしました。

「彩ぁ、まってよぉ、うあ、あれって凄くない?」

きっと私は顔面蒼白になっていたはずでした。なかば強引に見せられた写真はまさしく私でした。身体にラクガキをされる前、両足を開かれたときに撮られた写真。ボードに貼り付けられた写真はまたカラープリンターで印刷されたA4サイズでした。しかし、ラクガキよりひどい装飾がされていたのです。

乳房には画鋲ではなく、本物のまち針が無数に刺してあり、くっきりと写ったクリトリスは縛られたような書き込みがあり、両乳首に繋がれています。縛られたその根元にも針が刺してありました。

二つの秘穴には太い棒のような物が差し込まれているような絵まであり、私の身体は陵辱と虐待に遭い晒されていました。

「ひ、酷い……ね……エミ……」

「うん……ヤバイよ……」

「……」

私たちの声は震えていました。

「でも……さ」

エミの目が熱く潤んでいます。

「インパクトある……ね」

私は答えました。

 メールが届いたのはその夜でした。

私はカメラを持って学校へ向かいました。旧校舎のはずれにある科学室の窓は指示通り鍵が掛かっていませんでした。窓には備え付けの暗幕が引かれ、中の様子は分かりません。静かに入り込むと非常灯の明かりだけが頼りです。しばらくじっとして目が慣れてくると部屋全体が見えてきました。

  中央の大きな実験テーブルの上にやはりあの女性が手錠を掛けられ横たわっていました。そばには大きな布袋があり、中身は分かっています。

メールの指示は、[今朝の写真を再現しろ]

いったい何故?何のために?そんな疑問を振り払い、私は興奮していました。あの姿をリアルな写真に出来るのです。願ってもない命令でした。

 持ってきた懐中電灯を点けて布袋の中からロープの束を取り出し、彼女の手錠の鎖に通してテーブルの長端にある水道管に縛り付けました。彼女の胸は大きく上下していました。これから起こる事は知っているのでしょうか?袋を被せられた姿では表情まで分かりませんが、明らかに発情した女の吐息が漏れていました。 

  私の手は小刻みに震えています。興奮と緊張に胃がひっくり返りそうです。彼女の腰を持ち上げて身体を動かし、両手を上げさせて位置を決めました。思いついて彼女の乳首にキスをしました。ビクンと身体を反らせて反応する姿は私の手の中に納めた小鳥のようなか弱さを感じました。

(本当に彼女の身体は私の手の中にある。怖いけどやらないと私の写真がばらまかれてしまう……本当にそれが理由だから……)

 片方の足首にロープを巻き付け、机の下を通してもう片方に繋ぎ、思い切り絞り込んで大きく両足を開かせ、縛ってしまいました。

きれいに剃られている彼女の股間はぬめぬめと溢れた体液にまみれて光っています。

「ストロボの光、大丈夫ですか?」

彼女に聞いてみました。袋を被った頭が軽く頷くのが確認できました。懐中電灯で身体を照らしながらカメラを調整し、汚される前のキャンパスを写真に納めました。

 布袋から小箱を取り出して開けると、まち針がたくさん入っています。一本を取り、自分の親指でその鋭さを確かめました。

「っ……」

痛い……。こんな痛いのに……こんなのが女のビンカンな所に刺さっちゃったら……。

左手で自分の乳房を触り、痛くなさそうな場所を探しました。指が硬くしこった乳首に触れます。服の下はノーブラです。おもわず乳房を痛いほどぎゅっと掴んでしまいます。

 生け贄となった彼女の乳房を確かめました。

(たぶんここなら……)

乳首の下3センチぐらいの柔らかい部分を指先でなぞり、まち針の先端を当てました。

「あぁ」

彼女が小さく喘ぎ声を漏らしました。

(感じてる……彼女も待ってるんだ)

「針……刺しますよ……ごめんなさい……」

頭が何度も頷いて見せました。ぐっと力を入れて針先を突き立てました。

 固い手応えがあり、ぷちっという感触とともに銀色の光は半分ほど乳房の中に潜り込みました。

「んんーーっ」

彼女の全身に力が入り引き締まった身体が硬直しました。

「ごめんなさいっ!」

彼女は頭を振ります。

「大丈夫ですか?」

また何度も頷く彼女に、私は安心しました。本当にこの拷問を悦んでいる。私は少し安心し、不安を自分の興奮に切り替えることにしました。

「どんどんいきます」

  私は左右の乳房にまち針を刺してゆきました。刺されるたびに硬直し、波打つ身体を見ながら私は自分の股間に手を入れてびしょびしょりのおまんこを触り続けていました。

人の身体を征服している快感と、いつか自分に訪れるかもしれない苦痛を考えると恐怖なのか興奮なのか分からない震えが走りました。

カラフルな針尻を乳房一面、まるで飾りのようです。20本ずつのまち針が人間の体に突き刺さっているのです。ありえない光景に興奮しながらも次の責めに入ります。

 たこ糸を袋から出して勃起した両乳首の根元をそれぞれ縛ります。へそのあたりで切り揃えました。クリトリスの根元もたこ糸で縛りました。失敗する度女性の体が跳ね上がり、溢れだした愛液のため作業を難しくしました。根元を縛られたクリトリスは、ペニスのように割れ目から顔を出し、包皮を越えて膨らんでしまった陰核がとても可哀想な器官に思えました。

  指示通りの器具を使って彼女の身体は写真で見た設計図の通り、あまりに酷い、惨めな姿にすることができました。3本のたこ糸は一つに纏めて縛られ、形の良い乳房を腹の方にひしゃげさせ、乳首は真っ赤に膨らんでちぎれそうな程引っ張られています。両乳房の弾力を女性の最も弱い急所であるクリトリスが支えているのです。女の性的に最も敏感な場所をたこ糸は無情に締め付け、剥き出しにさせ、拘束しているのです。自分がこんな責めをされたらどうでしょう。激痛と羞恥に気が狂ってしまうかもしれません。

彼女の胸が乳房の皮を引きつらせながら上下しています。荒い呼吸に伴って益々自分へ辛い責めを与える姿にされているのです。

 写真におこなわれていたイタズラはそれだけではありませんでした。私の自制心は「強制的な命令」という大儀に打ち消され、暴君に支配され始めていました。

乳首に……、柔らかくてちょっと触れれば甘いうずきを全身に送ってくれる、敏感で、子供に乳を与える母性の象徴の神秘的な突起に針を刺す番です。

  クリトリスに引き下ろされている乳首を摘みました。

「うううん……っ……」

膨らんで敏感になっている乳首です。次の責めを理解しているのか、糸の苦痛も構わず汗みどろの腹が美しく捩れます。

  乳首に針をなぞらせ、何度も暴れる体を見て私の下半身はとろけてしまい、体を支えるため、机に肘を突き体を重ねて針先を固定しました。乳首を引っ張ったまま、針を突き立てました。ぷちぷちっとした抵抗を感じ針は乳首を真横に貫きました。

「んんんーーーっ」

たこ糸にくびり出され、乳首に引き上げられて真っ赤になったクリトリスに更なる激痛を与えました。

「ふぅーーっふうーーっ……うあああぁあ……」

 呼吸が落ち着いたところを見計らってもう片方の乳首にも針を貫通させます。

「んぐぐぅぅぅぅぅ」

私の股間はびしょびしょで両足が震えています。乳首から繋がったたこ糸を指でなぞりながらクリトリスまで到着しました。

ルビーのように赤い肉芽に彼女の身体から止めどなくあふれ出しているぬるみを掬って塗りつけました。

「うあぁぁああ……あああ……」

ガクガクと身体を痙攣させて感じています。

「こんな感じる所にも刺していいんだ……」

「あああ……ぁああ……」

うわごとのようなあえぎしか聞こえません。おもむろに針をクリトリスの真下から上に向かって貫通させました。

「ぎゃああぁぁぁーーーあーーあーーーーあーー」

「もっと欲しいの?まだたくさん針があるのよ」

「もう……だめ……やめてぇええ、彩ぁああ……」

「え……」

その声はエミでした。

罰愛

「うそっ!え、あ……あなたエミなの?」

「彩……」

頭の袋をはずすと涙を流しながらも紅潮していつものエミからは想像出来ない艶をたたえた顔がありました。

「なんでなんでエミがこんな」

すでにエミまで奴隷とされていたなんて、しかも親友の私にこんな非道いことをさせるなんて、脅迫者の卑劣さに私はもう我慢できませんでした。

「エミごめんね、今ほどいてあげるから」

あわててロープを解こうとする私にエミは言いました。

「彩、いいの、悪いのは私なんだから」

「何言ってるの!こうなったら警察に言って犯人捕まえてもらうしかないじゃない!」

「彩……ごめん……私なの。私が彩を騙していたの」

「え……嘘!どういうこと?」

「彩のこと好きだったから……彩に虐められてみたかったから……だから」

「だからってどうしてこんなこと!」

「最初に貼られていた写真見たときにすぐ彩だって気がついたの。みんなは気付いて無いけど彩は本当はすごくスタイルいいの知ってたし写真だってちゃんとした印画紙だったしそれで確かめようとしてメールしたの」

エミは最初から知っていた??。驚きと恥ずかしさでめまいを感じながらも頭は状況をまとめ始めていました。

「犯人はエミだったのね……」

「……いいのよ彩……私を……好きに虐めて……」

私の怒りを見透かしたようにエミは答えました。私と言えば怒りもありましたが、脅迫者が見知らぬ男でなく、また脅迫自体も嘘と分かって脱力してしまっていたのです。

「彩……どうしたの?私に虐められたとき彩だって楽しんでいたじゃない」

「エミ……あなたねぇ」

「ごめんなさい。でも、でも、彩とだけ、ずっと彩とこんな事したいと思ってたんだもん」

「……」

「……」

しばらく暗闇の中じっと考え込んでいました。そして私は決めたのです。

 黙ったまま私は服を脱ぎました。全裸になってエミの前に立ち、聞きました。

「本当に好きに虐めていいのね」

「あぁ……お願い……私に復讐して。彩の気が済むまで」

「覚悟してね。私本気で怒ってるんだから」

「許して貰えるまではどんなことでも我慢する。私のこと壊してっ」

「さっきは針であんなに泣いてたじゃない。もっと痛いことするかもしれないんだよ」

「いいよ、大丈夫。彩になら私、体をあげる」

 体の奥に熱いしびれのような塊を感じながらエミの姿を見下ろしました。

大の字に手足を伸ばしたまま縛られ、なまめかしく胸と腹を上下させ喘いでいます。引き締まったふくらはぎから細い足首は無残とも言える荒々しいロープが生き物のようにエミを捕らえ、それは四股を引き裂き体の柔らかい部分恥ずかしい場所を剥き出しにしてこれから獲物を捕食しようとしている触手のようでした。その姿は現実を通り越し、完全に生け贄の、自らの生死まで全てをあきらめた17歳の少女でした。

  エミが何か言うのもかまわず、カメラを手にして一枚一枚ストロボで陵辱するように生け贄の全身をフィルムに焼き付けました。ゴクリと生唾を飲み込んでエミに言いました。

「この写真があなたのマトモだった最期の姿になるのよ。これからメチャメチャに壊してあげるからまっててね」

エミを怖がらせようとしたはずが自分の言葉にも興奮してしまい、震えた声しかでませんでした。

 準備室に入り、プラスチックカゴに思いついた責め具になる道具をいっぱいに入れて戻りました。

「エミ、見なさい。あんたの服はもう要らないよね」

そう言いながらエミの服をハサミでバラバラに切り裂いてビニール袋に放り込みました。

「彩っ!やめてぇーっ。帰れなくなっちゃうよ」

「帰れると思ってんの?明日学校が始まるまで責め続けてあげるんだから」

「そんなっ……いや……私……男子達に……晒し者に……なっちゃう……はぁあああっ」

エミは腰を浮かせ歯を食いしばったと思うとぶるぶるっと胴震いをし、あそこからよだれのように糸を引く粘液を溢れさせ、想像だけでイッてしまいました。

「感じちゃってるのね。罰を受けるっていうのに不謹慎だわ」

「あ、彩……ごめんなさい。罰してください。はやくぅ……」

  エミの股の間にスタンドを置き、高い位置にクランプを組み付けてクリトリスから繋がるたこ糸を引っ張り、吊り上げてしまいます。女の芯が引き抜かれる激痛を、エミは必死に腰を浮かせて耐えています。

「腰を下ろしたら大事なクリちゃんが千切れるわよ。がんばってね」

「は、はぁい……がんばります」

「いつまで耐えられるかな、エミ」

続けてエミの乳首を縛っているたこ糸を外し、代わりに10センチほどのニクロム線を両乳首に巻き付けます。真っ赤に膨れ、吊られているクリトリスにも軽く巻いて両端にミノムシクリップをつなげてゆきます。

電池BOXを直列に10本。試しに乳首の電線に電気を流してみました。

「ぎゃーーっ!熱いっ熱いっやめてっ熱いよぉっ!!」

すぐに電池から電線をはずしました。

「騒がないようにしなくちゃね。」

ボロボロになった服の固まりを一握り袋から取り出し、エミの口に押し込み、ガムテープで塞ぎました。エミは呆然と私の顔を見ています。

  クリトリスの電線に電池を繋ぐと途端に起きあがるかと思うほど体をのけぞらせ、浮かせていたお尻がテーブルにくっつき、相対的にクリトリスに繋がれた糸がピンと張り、小さな肉芽があり得ない長さまで引き伸ばされています。またすぐに電線を外しましたが、エミは見開いた目に涙を流しながら天井の一点を見つめ、荒い息をするだけで声も出せないようでした。

「ほらっ腰を浮かせるのよ!」

  少し弛んだクリトリスからのたこ糸を、クランプを高い位置にすることで補正し、次の作業にかかります。3つのニクロム線をミノムシクリップで連結させて電池の片方に繋ぎます。浮かせたお尻にアルミホイルをガムテープで貼り付け、ニクロム線の反対側とミノムシクリップで繋ぎました。教卓から画鋲を持ってきてエミの腹にざらざらっと乗せます。エミの目が画鋲に釘付けになり、あそこが生き物のように蠢きます。

  お尻の下にアルミホイルを敷き、端に電池からのミノムシクリップを噛ませました。アルミホイルの上には画鋲をびっしりと並べてあります。お尻をおろせばニクロム線に通電され秘所を焼かれる苦しみと画鋲の針地獄が待っているのです。

  その事をエミの耳元で説明してやり、乳房のまち針が刺さっていない場所に画鋲をぷつりぷつりと刺してやりました。刺すたびビクンとけいれんするエミの腹をなぞり、膣まで指を沿わせると大洪水です。

「痛いの?痛いけど感じるんだよね?あの写真みたいな酷い目に遭わされたかったんだよね」

エミは何度も頷きます。

「私もエミの痛みを少しだけ肩代わりしてあげる……」

私は自分の股間に左の指を沈めながら右手で画鋲を一つ、自分の乳首にまっすぐ刺してゆきました。

「あっあぁあああっ……気持ちいいっ……痛くないよぉ乳首が凄い感じるよぉ……もっと、もっと痛くしなきゃ」

私はどんどん乳首や乳房に画鋲の針を刺しました。

「だめっもっともっとぉ」

左手にザラッと一塊の画鋲を乗せると、それを股間にぎゅっと押し当てました。

「あっああぁぁぁああああぁぁぁあ……」

陰唇や膣口に刺さる針の刺激の大きさに私は座り込んだまま達しました。

 余韻を残したまま立ち上がり、エミの耳にキスをしながら言いました。

「エミ、あそこにたくさん画鋲を刺すと気持ちいいんだよ。あなたにもやってあげるね」

「ん゛ーっんーっ」

エミは首を振って喜んでいるみたいです。股間に画鋲を当てようとしましたが、腰が浮いているために落ちてしまいます。

「そうだ。これで入れてあげる」

画鋲を小山に盛った手のひらを膣口にあてがい、試験管を3本束にして押し込みました。

何度か出し入れして全部の画鋲が飲み込まれ、溢れる愛液は赤く染まり始めました。

続けて2本の試験管をちょっときつくなったエミのおまんこに差し込みます。

ギリギリと金属やガラスがこすれる音を立ててやっと差し込み終わると同時にエミはおしっこを漏らし始めました。

「きもちいいの?エミ?全然罰になってないみたいねぇ」

全身を脂汗でぬめぬめと光らせ、ふとももはお尻を支え続けた疲れでブルブル震え始めています。

その変わり果てた友達の哀れな姿を何枚も撮影し、最後の責めにとりかかります。

 エミの前に瓶を持ってゆき、説明します。

「これ、なんだか分かる?」

「……?」

「硫酸」

「!んぐぐぐっんぐーーーっ」

「大丈夫よ。3滴しか使わないから、ね」

3滴の場所がすぐに想像付いたらしいエミは涙を振り飛ばしながら頭を振り、声にならないうめき声を上げました。

瓶の蓋を開け、ガラス棒を差し込み、その危険な酸をそっと左の乳首に1滴運びました。冷たい感覚にビクッとしたエミも、すぐに変化が無い事に怪訝そうな表情を浮かべます。

  もう片方の乳首にも硫酸を垂らして10秒ほどたった時、エミが苦悶の表情を浮かべて胸を揺さぶり始めました。乳首には湯気のような煙がまとわりついています。

全身の汗が一斉にこぼれ、柔らかい乳房を激しく揺らして苦しむ様に、私の股間はとろけそうになります。

  暴れる腰を押さえて真っ赤なクリトリスにもポタリ……。

すぐに透明な液は伸びきったクリトリス全体に広がり、湯気を立てました。エミは全身に力を入れっぱなしになり、「んーーー」という声しか出せません。私はどんどんシャッターを切りました。

 汗びっしょりで全身をぶるぶると震わせていたエミの体がドンッと落ちたのは5分後でした。クリトリスを吊り上げていたたこ糸が硫酸に侵されて切れたのです。お尻にたくさんの画鋲が刺さり、腰が跳ね上がりました。

と、同時に膣を押し広げていた試験管が大量の粘液と共にぼとぼと押し出されてしまいました。私はエミの体に、残った画鋲を全部振りかけました。そしてエミの体液で濡れ光る実験テーブルの上に立ち、ボロボロになった裸体を見下ろしました。

「エミ、がんばったわね。もういいの。とっくに許していたよ。エミの事大好きだもん」

エミが苦悶の表情を浮かべたまま不思議そうに私を見上げています。私はゆっくりと自分の裸身をエミに重ね、ぎゅっと抱きしめました。

「うあ……全身に感じるよ……エミの感覚が私にも……」

画鋲が胸や腹に刺さる激痛と、すでに刺してある画鋲が乳房の中に新たな刺激を起こしました。

エミのお尻はテーブルの電極、アルミホイルにぴったりと接地して電熱線が巻かれたエミの乳首に重なった私の乳房にも熱さが伝わり始めました。

私は激しく暴れるエミをしっかりと抱きしめたまま深い深いオーガズムを味わっていました。

友達とのエッチを強要すると友情が壊れる事が多いので、性欲はで発散しておきましょう♪