29歳の会社員、既婚です。
夫は大学の工学部の助教で、月に何度か帰宅しますが実験や学会の出張やらで忙しく、付き合ってた頃お互い忙しい時間を都合して愛し合っていたのが嘘のように、夫婦生活は途切れています。
子供もいません。

住まいは夫の実家ですが、義父は早くに亡くなり、義母も若いのに既に認知症で施設に入っていますので、広い家に私一人でいることがほとんです。
そんな状態なので、私は独身の時と同じように会社勤めを続けています。
結婚してこの家に入ってすぐ、裏の家の男の人に興味をもたれ、つけ狙われ続けていました。

その人はEさんといい50代後半、古い家の一人息子とのことですが、両親も亡くなって一人で住んでいます。

親の残したお金で暮らしており、仕事はしていません。
ずっと家にいます。

女性からすれば生理的に受け付けないタイプの男性です。
よれよれのスエットの上下にサンダルで周囲をうろつき、すれ違うと悪臭がします。
私は最初当然怖くて、夫も十分以上に気をつけてくれていました。

でも最近は少し慣れて、特に危害を加えられるわけでもないし、暇だから周りの事に興味がある変人くらいに思うようになりました。
逆に、私は夫とのセックスが満たされていない思いからか、少しずつEさんの気を引くような行動をとるようになりました。
私が会社からの帰りに駅前のスーパーで買い物をしていると、Eさんも待ち伏せしていたように買い物をします。

最初はなるべく遭遇しないよう、電車の時間をかえたり降りる駅を一つ向こうにしたりしていましたが、わざと同じ時間の電車で同じ時間に買い物をして、狙われやすいようにしました。
スーパーから家までは後ろからずっとついてきますが、気付かないふりをして歩きました。
スカートの短いスーツにハイヒールを履き、お尻に視線が突き刺さるような感覚に興奮を感じながら歩くようになりました。

Eさんのような汚い男にレイプされる自分を想像すると興奮しました。
本当に襲われるのはさすがに怖すぎますが、行動は少しずつエスカレートしていきました。
ゴミの日にはEさんは必ずウチの後にゴミを出します。

私は伝線したストッキングを、わざと見えるように半透明のゴミ袋に入れて出しました。
窓のカーテンの隙間からゴミ置き場を伺っているとEさんが出てきてゴミを捨て、ゴソゴソとウチのゴミを漁っている様子でした。
出勤時に確認するとウチのゴミ袋に破いた穴があって、ストッキングはなくなっていました。

Eさんが私のストッキングの匂いをかいだりして自慰行為をしていると思うと会社でも仕事に集中できず、トイレで少しだけオナニーしてしまいました。
ゴミの日の前日は、スーパーからの帰りにわざとストッキングを少し伝線させて、ついてくるEさんにわかるようにしました。
次の日の朝ゴミを出すと、Eさんは待っていたようにすぐに出てきて、私の伝線したストッキングを持ち帰りました。

その日は会社からの帰りスーパーにEさんはいませんでした。
家に着くと、玄関の門の内側にストッキングが落ちていました。
唾液と精液ですごく汚れていて、Eさんの悪臭がしました。

私が気味悪がるのを期待しながらEさんが覗いているに違いないので、ストッキングをつまんで気味悪そうにしながら外のゴミ箱に捨て、逃げ込むように家に入りました。
次の日の朝、出勤時にEさんと出くわしました。
きっと私の反応を確かめるためでした。

私は犯人がEさんであることに気付かないふりをして「おはようございます。」と少し笑顔であいさつをして通り過ぎました。
Eさんは何も言わず私の背中を見送っているようでした。

犯人がEさんだと確信してる風に、怖がって逃げた方が良かったかなと思いましたが、警戒していないように見せる方がいいと思ってしまいました。
そして、その数日後、とうとうEさんに襲われてしまいました。
その日もEさんはスーパーには現れず、もうすぐ家というところでEさんに「Sさん」と呼び止められました。

私が「あ、こんばんは。」と会釈するとEさんは「あなたのお家からウチの方に洗濯物が落ちてきたから、取りに来て。」とぶっきらぼうに言い、サンダルを引きずりながら自分の家に戻って行きました。

確かに洗濯物はEさんの家側の2階のベランダに干していますので、Eさんの家の方に落ちても不思議ではありません。
少しスリルを感じ胸の鼓動が高鳴りましたが、体格の割に気の小さそうなEさんは捨てたストッキングにいたずらする位しか度胸がないという勝手な思い込みもあり、まさかという思いで後ろからついてEさんの家に行きました。
Eさんの家の玄関は電気もつけず、すでに日も落ちていたので中は暗くてよく見えませんでした。

何とも言えない悪臭が充満して、洗濯物を返してもらったらすぐに立ち去ろうと思いました。
中からEさんがYシャツを手に出てきました。
確かに夫のYシャツのようでした。

差し出されたシャツに「すみません」と手を伸ばしたとたん、手首をものすごい力で掴まれて、中に引きずり込まれました。
玄関の上り口や靴箱に思いっきりや腰を打ち付け、抵抗することもままならず腰が抜けたように奥の部屋に引きずられて行きました。
ゴミ屋敷のような部屋で、Eさんは私の上に馬乗りになり、首を絞められました。

血走った目に殺されると思いバタバタと抵抗しましたが、すぐに意識が遠のいてもう死ぬんだと感じました。
そのまま気を失いました。
体中の痛苦しさで目が覚めると、自分の家ではない古い天井が見えました。

自分がまだ生きているとわかりましたが、体は全然動きませんでした。
意識が少しずつはっきりしてくると、口には何か詰め込まれてガムテープがべったりと貼りつき、両腕は背中の後ろで手首が括られ、胸ごと縛られていて全く動かせず、両足首は1メートル位の金属の棒で開いて縛られていました。
太股から股にかけて生温かい気味の悪い感触がありを閉じようとしましたが全く動かず、なんとか首を持ち上げて下の方を見ると、Eさんの巨体が目に入りました。

Eさんは私のタイトスカートの中に潜り込むように頭を入れていました。
あまりの異常な光景に恐怖で気が狂いそうになり、喉が潰れるように悲鳴を上げながら後ずさりしようとしましたが、悲鳴はくぐもって声にならず、身動きもできず、Eさんが私の下半身に襲いかかるのを止める方法はありませんでした。
続く