学校帰りにいつも通る公園で、いつの間にかホームレスの人と挨拶するようになり、世間話とかするようになったいい人で、私も特異な境遇のその人に興味を持った。いろんな面白いこと言ってた。夏の暑い日、部活の帰りにまた公園に寄ったら、おじさんはビールを飲んでた。
 飲んだことあるか?飲んでみたいか?と言われると、いけないとは思っていても、飲んでみたくて仕方がなくなってきた。おじさんのオゴリだ、俺んとこに買いだめしてあるからおいで、内緒だぞ、と言われるがまま興味本意でテントについていった。周りに人気のない公園の隅、三畳くらいの広さで意外としっかりしたテントの中には、生活用品が整頓されてあって、子供の秘密基地みたいで何故かワクワクした。
ビールは苦かった。

 飲めずにいると、これはどうだ、とカップ酒を出された。苦くはなかったし、飲まないのは悪い気がして飲んだ。徐じょに酔い、おじさんとの会話は弾んだ。テントの中は暑かった。汗を拭いてやるから脱ぎな、といわれ、酔っていた私は素直に下着以外を脱いだ。

 おじさんはタオルで私の肌をポンポンしながら、きれいだな、べっぴんさんの肌だよ、スタイルいいね、と誉めてきた。おだてられて満更ではなかった。私は調子に乗ってエロ話に応じた。おじさんは物知りだった。その内、セックスの話を聞いていて、自分はしたことがないからよく分からない、と言うと、おじさんが教えてやるから、と、私の陰部に触れてきた。

 を開かされ、指で撫でられ、濡らされた。意識が朦朧とした。処女膜があるとダメなんだよ、今のうちに練習しないとダメだよ、おじさんに任せなさい、しつこく口説かれた。判断できなかった私は何となく頷いてしまった。仰向けになりを開いた私を押さえつけながら、おじさんが私の中に入ってきた。

 ゆっくり、何度も、深くキスされ、胸を揉みしだかれ、唾液と汗を重ね続けた。お酒でふっと眠気におち、揺れながら意識が途切れた。痛みで目が覚めると薄暗い、時計を見ると二時間くらい経っていた。おじさんはタバコをすいながら、いっぱい練習できてよかったね、と言った。

 口の中が苦い顔や、胸、腹がべとべとする。複数の男の精液を浴びていた。浮浪者は雑菌多いから、新宿とかで路上で酔いつぶれた女が餌食になると、ばい菌移されて大変なこてになるらしいなタオルで体を拭き、タライの水の中で膣の中を執拗に指で洗われた。

 男の残留物が流れ出た。家に帰るなりすぐにシャワーを浴び、夕飯も食べないで布団にくるまった。明け方に目が覚めて、鏡で見た
血が出てる、完全に破瓜していた。あのとき何人の男と交わったのか分からない、生理が来て妊娠はしなかった。

 以来、好きな彼が望んでも恐くて生でセックスしてない。