966名前名無しさんお腹いっぱい。
[sage]投稿日2010/09/27(月)21:25:54上に子宝に恵まれない人の話があるが、ウチもそんな感じ。
子供ができない事を告白された時に結婚の意志を固めたのも同じだ。
もう10年も前になるのか。
早いもんだよ。
967名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:27:32職場にちょっと気になる女性がいたが、その女性は彼氏に二股かけられて振られてある日オレの目の前で手首を切りそのまま入院→退職となる。
オレ自身も過去に付き合ってた女性から二股かけられて振られた経験があったからどうして何の力にもなってやれなかったんだろうとしばら
く自分を責めたりもした。-----嫁と出会ったのは、無力感に苛まれひたすら凹みまくる日々からようやく立ち直りかけた頃。
事務所でパソコンを叩いているオレの所へ、上司に職場内を案内されて嫁がやって来る。
黒髪ショートにメガネの彼女はモロに自分の好みのタイプだった。
滑り込みでウチの職場へ就職を決めた彼女、その年の新入職員女性4人の中で一番可愛かった。
連絡網を作るのに彼女らに電話番号を聞いて「私ケータイないんです?、天然記念物なんです?」と笑顔で言われた時は「マジでこの娘カワイイかも」と思い始めていた。
968名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:29:54その後夜勤が一緒になったり飲み会で隣同士になったりして少しずつ打ち解けていき彼女も多少ヲタな気質があり、お互いの趣味の話題などで盛り上がるようになっていった。
価値観も合い、見た目もタイプ。
胸がないことさえ目をつぶればまさに理想の女性だった。
彼女が携帯を買ったと聞いた時は最に彼女のメアドをゲットして喜んだものだ。
オレが飲み会で飲みすぎてブッ潰れて記憶をなくした時があったのだが、彼女がかいがいしくオレの介抱をしてくれていたと後で同僚に聞き嬉しかったのを覚えている。
後で聞いた話だが、彼女はオレの事を以前から知っていたらしい。
どういうことかと言うと、オレはとある雑誌の読者コーナーの常連投稿者だった。
そして似た趣味を持つ彼女もその雑誌の読者であり、オレの投稿も楽しんで見ていたらしい。
ウチの職場では広報紙を発行していて、オレもそれに携わっていたのだが、オレがその雑誌で使っていたペンネームをそのまま使用して記事を書いてるのを見て嫁は「ああ世間ってなんて狭いんだろう」と思ったという。
969名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:31:30そんなこんなで二人の仲は接近していき、出会いから3ヶ月経ったある日オレから交際を申し込む。
彼女の中で返事は決まっていたそうだが何故か返事は2日待たされOKをもらう。
デートは山上にある遊園地。
6月とはいえ山の上は寒く、おまけに途中で雨まで降ってきて散々だった。
仕方なく地元に帰ってボウリングをして、自分の部屋へ連れてきて二人でゲームをしてすごした。
ゲーマーでガノタだった彼女は、オレの部屋にある大量のときメモグッズを見ても引かなかった。
付き合い始めて約1ヶ月でセクロスにこぎつけた。
彼女は処女だった。
オレ自身も女性経験は少なく、処女相手に上手くできる自信はあまりなかった。
「不安」と聞くと「正直ちょっと怖い」と言うので、ここは優しさを見せておくところだろうと思い「なら今日はここまでにしとこう」と途中でやめておくことにした。
次のデートの時に覚悟を決めてきた彼女のめてをいただいた。
血はそんなに出なくてホッとした。
970名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:33:25最近になってその時の事を聞いてみた。
「なんて自分を大事にしてくれる男性なんだろう」とでも感激していたのではないかと思っていたが、「あんなにアソコをパンパンにしてるのに自分のせいで途中で我慢させてしまった」とひたすら申し訳なく思っていたらしい。
付き合い始めて半年経った1月、彼女の両親に会いに行く事になった。
特に深い意味はなく、「お付き合いさせてもらってます」との報告と年始の挨拶のつもりだった。
その前の晩、二人で外食に行ったのだが、隣の席の親子連れがなんとも微笑ましく子供好きなオレはニコニコしながら眺めていた。
食べながらオレは彼女に、結婚した従が正月に子供と一緒に来てて叔父さんがデレデレだった話をしたりした。
何故か彼女の顔は曇りがちだったがオレは「安い焼肉だから美味しくないのかな」くらいにしか考えなかった。
翌日、オレの部屋で今晩ご両親に会いに行く話をしていると突然彼女が泣き出し始めた。
「実は私、子供ができない身体かも知れないんだ」と言う。
オレは驚いたが彼女の話を聞く。
彼女は泣きながら高校の時から自分には自然には排卵がないこと、薬を飲んでも3ヶ月か酷い時には半年に1回くらいしか生理がこないことを話してくれた。
「私は人を好きになったらダメなんだってずっとずっと思ってた」「こんな話をしたら○○君私から離れていっちゃうと思って怖くて言えなかった」「でも私は○○君が好き離れたくないよ」971名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:34:49まさか今日そんな話をされると思ってなかったオレ仰天。
真っ白になった頭を必死に働かせ子供が欲しいから結婚相手を探してるのか、それとも彼女が好きだから付き合ってるのかを一生懸命考えて自分の中で結論出る。
キミが苦しい時にはオレも一緒に苦しみたい、キミが悩んでいる時はオレも一緒に悩みたい。
この先つらい事があってもオレがついてたら乗り越えられるだろ二人で一緒に歩いていこう。
こんな感じの事を一生懸命喋ったと思う。
今こうやって書くと物凄く恥ずかしいし多分後半からは自分自身のセリフに酔ってたと思うが、彼女は号泣しながら「うん・・・うん・・・」と聞いてくれていた。
勢いというのは恐ろしいもので、そのままその場でプロポーズしてしまった。
彼女は涙と鼻水でグシャグシャになった顔で「私でいいの・・・」と言ってくれた。
その晩、彼女の家へ挨拶に行く。
彼女のお父さんから「で将来的な事は考えたりしてるの」と言われまさか「いえ別に考えてません」という選択肢があるはずもなく「はい、できれば結婚したいと考えています」と答える。
お父さんと彼女の間で「あの事は伝えたのか」「うんもう言った」というようなやり取りがあり門限やら何やらの彼女の家のルールさえ守れるなら好きなように付き合ってくれてよい、その上で貰ってくれるなら貰ってやってくれ、ダメならそう言ってくれればいいとの事だった。
972名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:37:00その後しばらくは順調にお付き合いを続ける。
職場でも公認のカップルだったし、オレは中古で一軒家を購入したりした。
オレが仕事で大ミスをやらかして退職し、全く違う業種に就いて心身ともに磨り減った時期は彼女が生活面でも精神面でもとても大きな支えになってくれた。
その後慣れた業種で再就職を果たし、落ち着いた頃に結婚式を挙げる。
前の職場のトップが主賓挨拶でオレの事を「下ネタが好き」だの「オタク」だのネタにしてくれて参った。
出会ってから10年になるが今でも嫁さんの事が大好きで大好きでしょうがない。
相変わらず子供はできないが、毎回生で中田氏できるのでそれはそれでいい。
オレの弟夫妻にはすでに子供が二人いるので、オレの両親にはそれで我慢してくれと言っている。
先日職場の同僚の子供が拾ってきた猫を引き取ってウチで飼うことになり嫁さんはあれほど楽しみにしていたゲームに見向きもしなくなるほど猫を可愛がっている。
猫の前ではお互いの事を「パパ」「ママ」と呼び合うようになり、「典型的な子供のできない夫婦だよなあ」と笑いあっている。
973名前名無しさんお腹いっぱい。
[sage]投稿日2010/09/27(月)21:39:47ちんこ、もげ・・・なくてもいいから、たっぷり楽しんでくれ。
974名前966[sage]投稿日2010/09/27(月)21:45:05973ありがとう。
そうするよ。


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