俺男 大2 フツメン
彼女 大2 世話好きで良い子
友男 大2 俺男の友人
弟男 大1 友男の義弟、彼女の幼馴染
上記の紹介文から見ても分かるように、俺男の友人・友男の家は結構複雑
友男が生まれた直後に両親が離婚して、友男のお母さんは女手ひとつで友男を育て上げてきた
そして友男の中学卒業と同時に職場の同僚である彼氏と再婚。
再婚相手もバツイチ子持ちで、その子供っていうのが友男の1こ下である弟男
高1と中3の思春期男2人がいきなりこれから兄弟よって言われても上手くいくわけなんかなくて、
まあそれなりに紆余曲折したらしいんだが、友男大2・弟男大1の今では二人はむちゃくちゃ
彼女 大2 世話好きで良い子
友男 大2 俺男の友人
弟男 大1 友男の義弟、彼女の幼馴染
上記の紹介文から見ても分かるように、俺男の友人・友男の家は結構複雑
友男が生まれた直後に両親が離婚して、友男のお母さんは女手ひとつで友男を育て上げてきた
そして友男の中学卒業と同時に職場の同僚である彼氏と再婚。
再婚相手もバツイチ子持ちで、その子供っていうのが友男の1こ下である弟男
高1と中3の思春期男2人がいきなりこれから兄弟よって言われても上手くいくわけなんかなくて、
まあそれなりに紆余曲折したらしいんだが、友男大2・弟男大1の今では二人はむちゃくちゃ
仲良し
高校時代から友男と友人になった俺男も何度か顔を合わせる弟男をすげえ可愛がってるつもりだった
で、俺男が友男と友人になってから少しした後に付き合い始めたのが彼女
彼女はすごい可愛くて、俺の彼女になんかもったいないってほどよく気が利くし子供好きだしで俺はほんとメロメロだった
彼女と友男も部活繋がりでそれなりに話したりすることもあったから、
友男の彼女を交えて4人で遊んだり仲良くしていた
そんで高2の秋だったかな・・・弟男に彼女を紹介したのは
彼女とデート中に夕食の買い出しに友男と2人で来てた弟男とはち合わせたんだが、
彼女と弟男、2人の様子が明らかに変
彼女は感極まって泣いちゃいそうになってるし、弟男も持ってた卵落として潰すし
待て待て何がどうしたんだと事情を聞いてみると、彼女は震える声で一言
「弟男くんは私の幼馴染なの・・・」
え?
詳しく話を聞いてみると、彼女と弟男は幼稚園から中学まで全て同じ出身
住んでたマンションも一緒で完璧に幼馴染
恋仲にはならなかったそうだけど、同じくらいの年の子が他にいなかったそうだから二人はむちゃくちゃ仲が良かった
けど両親の再婚で二人は離ればなれになったそうだ
元々彼女の高校進学時に引っ越したもんだから(弟中3ね)
それ以前で既に疎遠になってたらしいんだけど、久しぶりの再会に2人は心から喜んだ
それからは、俺男・彼女・友男・弟男の4人で会って遊ぶことが格段に増えた
俺は最初の方は俺の知らない彼女を知ってる弟男ぐぎぎっってな感じで
情けない嫉妬とかしてたもんだけど、彼女の心底嬉しそうな顔見てるとまあいいやって思えた
それでこの春、弟男が俺らと同じ大学に入学してきたわけだ
時系列分かりにくくてごめん・・・俺でさえこんがらがってきた
んでまあこの春俺らと同じ大学に弟男が入学してきたんだよ
でも実はその時には友男の両親の仲は既に冷え切っていた
2人は別居することになって、当然友男は母親、弟男は父親側につくことになる
友男は俺ももう大学生だし独り暮らしできる、なんなら同じ大学に通ってる弟男と2人で暮らす
って言ってきかなかったんだけど両親に余計な負担がかかるし、なんせ友男の母親は弱い人だったからなくなく今の状態を受け入れた
そしたらあれほど仲が良かった友男と弟男まで段々疎遠になってしまった
俺はどうにかしたかった
友男と弟男はせっかく悩んで喧嘩してぶつかってやっと本当の兄弟みたいになれたのに、
こんくらいで壊れるなんて信じられないし許し難かった
そこで俺は彼女に協力を頼んだ
俺は友男と弟男とが疎遠になるにつれ弟男との会話が減っていってしまったけど、
彼女はその逆で、幼馴染で小さい頃からずっと世話してた(本人いわく)弟男のことを
別居になってからずっと気にかけてたらしい
メールを頻繁に交わしたり、後から聞いた話だが全く料理できない弟男の為に料理を作りに行ってやったりしたそうだ
彼女はすぐに了承して、弟男にまた4人で遊ぶ機会を作ろうと説得したりした
俺はその間友男の傷を癒すためにできることは何でもしてやろうと思っていたが、
友男は母親のうつ病のケアなどで忙しくて、弟男について話すことはできなかった
今考えたら俺は随分鬱陶しかったと思う あの時友男は大学にも充分に来れてなかったし、確実に病んでたから
んでこの後はみなさんのご想像の通りだと思うんだが、彼女との連絡が取れなくなった
大学でも見かけないし(ていうか俺のこと避けてたんだと思う)、メールの返信は無し
さすがに家に凸するのはためらったんだけど、そんな状態が2週間ほど続いたから遂に彼女宅を押し掛けることにした
とりあえず結果から話すと、押し掛けた彼女宅をノックする前に仲良く手を繋いだ彼女と弟男出てきた
俺は泣きながらひとまずその場から逃走した
その夜彼女と弟男から同時にメールが来た
「ファミレスに来てくれ」とかいう内容だった
今も2人一緒にいるんだろうなと考えると恨めしくてしょうがなかった、というか泣けた
ごめん今更気付いたけどこれ状況が無駄にドロドロしてるだけでただの俺の失恋話だ
ファミレスに向かうと彼女と弟男が沈痛な面持ちで先に座って待っていた
その姿を見るともう怒りやら悔しいやら情けないやらでまた泣きそうになった
席に着いた途端彼女が口を開いた
「・・・・・・今まで黙っていてごめんなさい」
来る前から別れ話になるんだろうなーとは分かっていたがこれはきた
彼女の言葉はまだまだ続く
弱っている弟男くんを放っておくわけにはいかなかったとか
実は幼い頃から弟男くんのことが好きだったとか
再会した時には心臓が止まるかと思ったとか
それから何度か4人で会うようになって弟男くんが好きなのを確信したとか
でも関係を持つようになったのは友男くんと弟男くんが別居するようになってからだとか
聞けば聞く程どこの秒速だプラトニックラブだで明らかに俺の方が邪魔もの
横に座ってる弟男は申し訳なさそうに顔伏せてるし正直謝罪や弁解聞くより早く家に帰りたい気持ちでいっぱいだったんだが、
次の彼女の一言で目が覚めた
友男くんも私達のことを応援してくれてるし・・・
は?
俺はファミレスを飛び出して猛ダッシュで友男宅に向かった
お代は後で払いました
友男宅に向かうと友男は外で仁王立ちしていた
多分弟男から俺が向かう事を聞いていたんだと思う
俺は何から言っていいか分からないし泣きながら走ったせいで呼吸しづらいし鼻水酷いし
俺がむせている間友男はなにも言わなかった
そして俺が口を開いた瞬間タックルされた、と同時に友男が語り出した
「実は、弟男から彼女のことを好きなことを前から聞かされてたんだ」
友男曰く、人見知りの弟男と打ち解けるきっかけになったのが彼女の話だったらしい
ロマンチストで感激屋の友男は離れ離れになった幼馴染の初恋の話を聞いていたく感動したんだそうな
そして弟男に必ず彼女とくっつけてやると約束、しかし彼女の名前も知らなければ顔も知らないと迷っていたところ彼女と弟男まさかの運命の再会
それからはどうにかして弟男と彼女をくっつけてやろうと試行錯誤していたんだそうな
別居してからろくなものを食べてない弟男に飯を作ってやるよう彼女に頼んだのは友男
弟男に今がチャンスだから彼女に思いのたけをぶつけるよう説得したのが友男
要は友男と弟男は全然疎遠なんかじゃ無かったってわけ
俺の気をそらす為に、彼女を弟男のものにするために兄弟そろって一芝居をうったってわけ
俺はもうその場で倒れこみそうになった、というか倒れた
目が覚めると友男宅だった
俺は鼻水ズビズビさせながら信じてたのに、とか恨み事を言ったが、友男には全く申し訳ないとかいう気持ちが無かった
友男が弟思いの俺&弟を取るべきか友人を取るべきか・・・間に挟まれて辛い!悲劇な俺!みたいな感じで
自分に酔ってるだけだという事が分かった為、早々に友男宅を出た
それから何度か俺男の失恋を癒す為に・・・みたいな感じのメールがたくさん来たが全てスルー
ついさっき友男の両親の離婚が決まったメールが来ていたので思い出して書いてみた
以上、彼女も友人も後輩もいっぺんに失った話でしたとさ
全然修羅場じゃなかった・・・ごめん
出典:◇修羅場◇part114
リンク: 「レイプ」カテゴリの最新記事 長編友達・同僚・体験談母親お母さん学生デート部活職場高校時代ファミレス
高校時代から友男と友人になった俺男も何度か顔を合わせる弟男をすげえ可愛がってるつもりだった
で、俺男が友男と友人になってから少しした後に付き合い始めたのが彼女
彼女はすごい可愛くて、俺の彼女になんかもったいないってほどよく気が利くし子供好きだしで俺はほんとメロメロだった
彼女と友男も部活繋がりでそれなりに話したりすることもあったから、
友男の彼女を交えて4人で遊んだり仲良くしていた
そんで高2の秋だったかな・・・弟男に彼女を紹介したのは
彼女とデート中に夕食の買い出しに友男と2人で来てた弟男とはち合わせたんだが、
彼女と弟男、2人の様子が明らかに変
彼女は感極まって泣いちゃいそうになってるし、弟男も持ってた卵落として潰すし
待て待て何がどうしたんだと事情を聞いてみると、彼女は震える声で一言
「弟男くんは私の幼馴染なの・・・」
え?
詳しく話を聞いてみると、彼女と弟男は幼稚園から中学まで全て同じ出身
住んでたマンションも一緒で完璧に幼馴染
恋仲にはならなかったそうだけど、同じくらいの年の子が他にいなかったそうだから二人はむちゃくちゃ仲が良かった
けど両親の再婚で二人は離ればなれになったそうだ
元々彼女の高校進学時に引っ越したもんだから(弟中3ね)
それ以前で既に疎遠になってたらしいんだけど、久しぶりの再会に2人は心から喜んだ
それからは、俺男・彼女・友男・弟男の4人で会って遊ぶことが格段に増えた
俺は最初の方は俺の知らない彼女を知ってる弟男ぐぎぎっってな感じで
情けない嫉妬とかしてたもんだけど、彼女の心底嬉しそうな顔見てるとまあいいやって思えた
それでこの春、弟男が俺らと同じ大学に入学してきたわけだ
時系列分かりにくくてごめん・・・俺でさえこんがらがってきた
んでまあこの春俺らと同じ大学に弟男が入学してきたんだよ
でも実はその時には友男の両親の仲は既に冷え切っていた
2人は別居することになって、当然友男は母親、弟男は父親側につくことになる
友男は俺ももう大学生だし独り暮らしできる、なんなら同じ大学に通ってる弟男と2人で暮らす
って言ってきかなかったんだけど両親に余計な負担がかかるし、なんせ友男の母親は弱い人だったからなくなく今の状態を受け入れた
そしたらあれほど仲が良かった友男と弟男まで段々疎遠になってしまった
俺はどうにかしたかった
友男と弟男はせっかく悩んで喧嘩してぶつかってやっと本当の兄弟みたいになれたのに、
こんくらいで壊れるなんて信じられないし許し難かった
そこで俺は彼女に協力を頼んだ
俺は友男と弟男とが疎遠になるにつれ弟男との会話が減っていってしまったけど、
彼女はその逆で、幼馴染で小さい頃からずっと世話してた(本人いわく)弟男のことを
別居になってからずっと気にかけてたらしい
メールを頻繁に交わしたり、後から聞いた話だが全く料理できない弟男の為に料理を作りに行ってやったりしたそうだ
彼女はすぐに了承して、弟男にまた4人で遊ぶ機会を作ろうと説得したりした
俺はその間友男の傷を癒すためにできることは何でもしてやろうと思っていたが、
友男は母親のうつ病のケアなどで忙しくて、弟男について話すことはできなかった
今考えたら俺は随分鬱陶しかったと思う あの時友男は大学にも充分に来れてなかったし、確実に病んでたから
んでこの後はみなさんのご想像の通りだと思うんだが、彼女との連絡が取れなくなった
大学でも見かけないし(ていうか俺のこと避けてたんだと思う)、メールの返信は無し
さすがに家に凸するのはためらったんだけど、そんな状態が2週間ほど続いたから遂に彼女宅を押し掛けることにした
とりあえず結果から話すと、押し掛けた彼女宅をノックする前に仲良く手を繋いだ彼女と弟男出てきた
俺は泣きながらひとまずその場から逃走した
その夜彼女と弟男から同時にメールが来た
「ファミレスに来てくれ」とかいう内容だった
今も2人一緒にいるんだろうなと考えると恨めしくてしょうがなかった、というか泣けた
ごめん今更気付いたけどこれ状況が無駄にドロドロしてるだけでただの俺の失恋話だ
ファミレスに向かうと彼女と弟男が沈痛な面持ちで先に座って待っていた
その姿を見るともう怒りやら悔しいやら情けないやらでまた泣きそうになった
席に着いた途端彼女が口を開いた
「・・・・・・今まで黙っていてごめんなさい」
来る前から別れ話になるんだろうなーとは分かっていたがこれはきた
彼女の言葉はまだまだ続く
弱っている弟男くんを放っておくわけにはいかなかったとか
実は幼い頃から弟男くんのことが好きだったとか
再会した時には心臓が止まるかと思ったとか
それから何度か4人で会うようになって弟男くんが好きなのを確信したとか
でも関係を持つようになったのは友男くんと弟男くんが別居するようになってからだとか
聞けば聞く程どこの秒速だプラトニックラブだで明らかに俺の方が邪魔もの
横に座ってる弟男は申し訳なさそうに顔伏せてるし正直謝罪や弁解聞くより早く家に帰りたい気持ちでいっぱいだったんだが、
次の彼女の一言で目が覚めた
友男くんも私達のことを応援してくれてるし・・・
は?
俺はファミレスを飛び出して猛ダッシュで友男宅に向かった
お代は後で払いました
友男宅に向かうと友男は外で仁王立ちしていた
多分弟男から俺が向かう事を聞いていたんだと思う
俺は何から言っていいか分からないし泣きながら走ったせいで呼吸しづらいし鼻水酷いし
俺がむせている間友男はなにも言わなかった
そして俺が口を開いた瞬間タックルされた、と同時に友男が語り出した
「実は、弟男から彼女のことを好きなことを前から聞かされてたんだ」
友男曰く、人見知りの弟男と打ち解けるきっかけになったのが彼女の話だったらしい
ロマンチストで感激屋の友男は離れ離れになった幼馴染の初恋の話を聞いていたく感動したんだそうな
そして弟男に必ず彼女とくっつけてやると約束、しかし彼女の名前も知らなければ顔も知らないと迷っていたところ彼女と弟男まさかの運命の再会
それからはどうにかして弟男と彼女をくっつけてやろうと試行錯誤していたんだそうな
別居してからろくなものを食べてない弟男に飯を作ってやるよう彼女に頼んだのは友男
弟男に今がチャンスだから彼女に思いのたけをぶつけるよう説得したのが友男
要は友男と弟男は全然疎遠なんかじゃ無かったってわけ
俺の気をそらす為に、彼女を弟男のものにするために兄弟そろって一芝居をうったってわけ
俺はもうその場で倒れこみそうになった、というか倒れた
目が覚めると友男宅だった
俺は鼻水ズビズビさせながら信じてたのに、とか恨み事を言ったが、友男には全く申し訳ないとかいう気持ちが無かった
友男が弟思いの俺&弟を取るべきか友人を取るべきか・・・間に挟まれて辛い!悲劇な俺!みたいな感じで
自分に酔ってるだけだという事が分かった為、早々に友男宅を出た
それから何度か俺男の失恋を癒す為に・・・みたいな感じのメールがたくさん来たが全てスルー
ついさっき友男の両親の離婚が決まったメールが来ていたので思い出して書いてみた
以上、彼女も友人も後輩もいっぺんに失った話でしたとさ
全然修羅場じゃなかった・・・ごめん
出典:◇修羅場◇part114
リンク: 「レイプ」カテゴリの最新記事 長編友達・同僚・体験談母親お母さん学生デート部活職場高校時代ファミレス