2009/11/17 09:21┃登録者:<ヽ`∀´> ┃作者:名無しの作者


623 :579改619 :04/04/23 18:13 ID:PlwVP8CW
 
世の中には二種類の人間がいる。ブスにばかり縁のあるヤツと、そうじゃないヤツ。(キむタク風に)

俺は前者なんじゃないかと思う。
5年ほど前のお話。まだ学生だった俺は、同じ大学の友達♂と
居酒屋に入った。
座敷に案内され、隣のテーブルとは人間一人が通れる程の距離。
二人とも酒には強いので、ビールをピッチャーで注文し、飲み始めた
時だった。
なんか隣のカプールから漂ってくる空気が
思い・・・俺も友達も何気無い会話を交わしながら、どうも隣が気になっていた。
 

625 :579改619 :04/04/23 18:34 ID:PlwVP8CW
訂正。思い→重い
俺の向かいに座っている友達は、丁度俺の通路を挟んで隣に座っている
女の方を気にしている。俺の方からは男しか視界に入らない。ちょっといかつい感じのごついガタイの兄ちゃん。
勤めて気にせず飲んでいると、隣から
「いいかげんにしろよ!!!」
という男の怒鳴り声が響いた。はっとして隣のカプールに注目する店の中。
俺もこの時めて隣の女をまっすぐ見た!後ろ姿はなんだか丸い背中という印象
しか無かったが、なんかもう、丸い体型よりも、ゴワっと広がった長いクセ毛と、
ごつごつした顔。眼鏡・・・
・・・将軍様じゃん・・・
 

627 :579改619 :04/04/23 18:45 ID:PlwVP8CW
思わず目が釘付け。
に、なってたら、男が立ち上がって、「じゃーなっ!」と言って出て行こうとした。
あわてて立ち上がり、男の前に立ちふさがる首領様。
「待ってよ!」
「どけよ!」
と、一人しか通れないテーブルの間でもみ合う二人。当然首領様のこの上無く太い足がこっちのテーブル
にも余波を・・・!
おいおいおいおいおいおい!やばいって!ガタガタすんなって!止めろよ店員!!
反対側が壁だったから逃げられず、悪い予感は的中。男は首領様を突き飛ばし、バランスを崩した
金正日はこちら側のテーブルの上にすごい勢いで倒れてきた!
ガッシャーン!!っとピッチャーは倒れ、まだ満杯入っていたビールは全部俺の方に。
腰から下ビールだらけで放心状態の俺。友達は去っていく男の背中に「こら!てめぇ!」とかなんとか
言っていたが追いかけようとはせず。(分かってる。俺と同じヘタレだから。)
倒れて来た将軍様は泣き崩れて、なんだか俺はその丸い背中をわけもわからずさすったりしていた。 


629 :579改619 :04/04/23 19:06 ID:PlwVP8CW
慌ててやって来る店員(遅いだろ!)に、お絞りをもらったが、そんなのでは
間に合うワケもない。
泣きながら将軍様は「ごめんなさい・・・」と繰り返し、学生">小学生の粘土細工のような顔をすさまじく崩して謝っている。
「いえ、あなたが悪いわけじゃないし・・・」まあ、こいつも悪いんだけど、男が突き飛ばしたワケだし。
ビール代はタダになったが、すっかり飲む気も無くなり、将軍様と一緒にその店を出る事にした。ジーパンが気持ち悪い・・・
「本当にごめんなさい・・・あの、洗いますから・・・」
大きな生き物が大きくない態度で謝る姿はなんだか哀れ。
「いいですよ。別に。」と、遠慮していたが、友達が「あんただけが悪いんじゃないみたいなんだけど、
クリーニング代、払ってくれる?」と言い出した。(お前に被害はないだろうw)
「はい・・・」と言って将軍様は財布を出し、中を見て手が止まった。「千円・・・しかないんですけど・・・いいですか?」
持ち合わせが丁度無かったらしいし、それを払ったら帰れなくなるらしかったので、ま、いいかって諦めて帰ろうと
思った。
 

630 :579改619 :04/04/23 19:13 ID:PlwVP8CW
しかし当時住んでいたのは風呂無しの1Kのアパート。銭は夜の11時に閉まってしまう。今から帰って間に合うか微妙・・・
等と考えていたら、将軍様の方から、
「あの・・・洗います。家で・・・」
とか言い出した。思いがけない事に
「え?!いや、ここで脱ぐのは・・・」
と焦ったが、どうやら彼女の家に一緒に行き、そこで服を洗濯してくれるという事らしかった。
「良かったじゃん!お前の家、風呂無いし。ついでにシャワーも借りれば?」
と気楽な友達。ま、こいつも目の前の生き物が女に見えていなかったのだろう。
「じゃあ・・・」と、俺は将軍様と一緒に行く事にして、そこで友達とは別れた。

これが、北の楽園への入り口とも知らずに・・・ 


633 :579改619 :04/04/23 19:36 ID:PlwVP8CW
支援ありがとうゴザイマスw

この格好で電車の乗ると、他の人達に迷惑だろうと、三駅先の
彼女の家に徒歩で向かう事になり、40分程のその間に、お互いの自己紹介も軽くして、さっきの
男の話になった。
「へー、Sちゃん(将軍様改め)、あの男に二股かけられてたんだ。」ま、予想できる罠。
「うん・・・許せなくて、彼の家に押しかけて、彼女の荷物を全部捨てたり、
私があげた彼の下着を全部切ったりして、怒らせたの・・・」
・・・おいおいおい・・・
「何回かやったんだけど、カギを変えたみたいだったから、彼のバイト先の近くで待ち伏せしたり・・・」
・・・あんたそりゃ・・・そりゃもう・・・スト(ry
「でも、自分でも自分がイヤだったから、思い切って別れてスッキリかな?」
いや、違うだろ!別れたっていうより、見事なまでに捨てられたんだよ!何、お前ほろ苦い大人の女
の自立した系の言葉使ってんの?!
 

635 :579改619 :04/04/23 19:48 ID:PlwVP8CW
なんだか彼女の家に向かう足取りも重くなったが、
ここで逃げてしまえば良かったのに、やっぱしべたつくジーパンが気持ち悪かった。
「大変だったねーははは・・・」
とか適当に相槌を打ちながら、彼女の家に到着。
小奇麗なワンルームマンションで、ちゃんと片付けられていた。女の子のイイ匂いもほんのりする。
「じゃ、気持ち悪いでしょ?そこのバスルームで脱いで、こっちに服を出して。」
と、言われるがままにジーパンを脱ぎ、バスルームのドアの隙間から外に出して彼女に手渡した。
受け取ったまま彼女は、隙間からこっちをじーっと見ている。
「え?何?」
「全部脱ぐんでしょ?」
「うん。まあ・・・」
「じゃ、全部洗ったげるから、こっちに頂戴。」
「え?でも着替えが無いし、下着はいいよ。」
「乾燥機あるから、すぐ乾くよ。ついでに洗ったげる。」 


637 :579改619 :04/04/23 20:05 ID:PlwVP8CW
まあ、確かに、気持ち悪かったし、さっさと身体も洗ってしまいたかったので、
彼女に見えないように全部脱いで、バスルームの外に投げ捨て、急いで
ドアを閉めた。なんか緊張する・・・
シャワーを浴びている外で、洗濯機がガタゴト言っている。
「シャンプーそれでよければ頭も洗っていいよ?バスタオルここに置いておくね。」
と、言われ、お言葉に甘えさせてもらった。
シャワーを終え、バスタオルで身体を拭いても、当然まだ自分の服は乾いていない。
なんか、着替えのシャツだけ用意されていた。バスタオルを腰に巻いた状態で困っていると、
「ごめんね。乾くまで、それ着てて。」
「でも、パンツないと落ち着かないな・・・」
「大丈夫。何もしないしw」←当たり前だ!しょうがないから腰にバスタオルを巻き、上には彼女
のシャツ(ダブダブw)を着て、乾くまで待つ事になった。
「なんかカワイイw」という彼女の言葉にちょっと寒気を覚えながら、彼女の手料理と
ビールの用意されたテーブルに座った。 


646 :579改619 :04/04/23 23:24 ID:PlwVP8CW
続き

将軍様Sはもう俺が座る前から飲んでいたみたいで、コップ片手に
シャツ姿の俺を見てニヤニヤしている。怖い・・・
改めて正面からみると、明らんだ顔、からおでこに向かってセロテープで
いたずらされたみたいに、ちょっと捲れた上、鼻・・・盛り上がったほっぺに眼鏡が乗っていて、
鼻にはかかっていないようだった。
こんなヤツにも男がいたなんて・・・
「あのさ、どうやって彼と知り合ったの?」
「ああ、友達の紹介。」  ひどい友達だなおい!!!
「別に私は興味無かったんだけど、彼女欲しくてしょうがないからって。」  だったらストーキングすんなよw
「何でもするからって言われて」  こいつが言ったんだ。まちがいない。
「三ヶ月で終わっちゃった。」  よくそんな続いたもんだ。あの野郎、スゴイなw
 

648 :579改619 :04/04/23 23:41 ID:PlwVP8CW
などと、Sの妄想による栄光の過去を聞かされ、コップにビール
が注がれ、飲みながら…