ショーウインドウには白いくびれたボディに赤いレースのブラとショーツだけを身に着けた、顔と手足のないマネキン。
ドアから見える左の壁には、まるで南国の蝶のように艶やかで妖しい色合いの、キャミソール・スリップ・オールインワンを吊るしたハンガースタンドの列。
右のガラスケースにも色とりどりの下着が陳列されている。
そして奥には何人かの女性客と店員……。
(ダメだ。
やっぱりこんなとこ入れないよォ……) あと一歩踏み出せば自動ドアが開くという店先で、須藤まことは泣きそうな顔で立ちすくんでいた。
右手に提げた学生カバンが小刻みに震えていた。
まことは十七歳。
地元では中高一貫の進学校として
名高い私立成宮学園の高等部二年生だ。----- 胸に校章を縫いつけたカッターシャツに緑のネクタイ、グレーのスラックスに包まれた身体は、世間が抱く「いい学校(とこ)のお坊っちゃん」のイメージを裏切らない、細く頼りげないもの。
脱色もパーマも未経験の直毛をおとなしめにカットし、これまた「真面目な秀才くん」強調アイテムの銀縁メガネを眉の薄い顔に乗せていた。
教師の言う事はよく聞き、頼み事は友人でもそうでない者のでも断れないお人よし。
そんな印象を見る人に抱かせる。
事実まことは半ば押し付けられる形で生徒会の副会長まで務めてしまっている。
(でも入らなきゃ……。
だけど、もし学園の誰かに見られたら……) まことはもう五分はそうした逡巡の中にいた。
震える足を前に出そうとしては引っ込め、せわしなくあたりを見回すことを繰り返していた。
幸い人通りは絶えている。
このランジェリーショップは駅前商店街からやや離れた場所に位置しており、向かいや並びもスナックや居酒屋など夜にならないと客が寄りつかない店ばかりだ。
だがいつまでもグズグズはしていられない。
ここは少し遠回りだが学園の通学コース上にある。
色気づいた男子生徒たちが他人や自分にあれこれ理由をつけては足早に通りすぎる場所であるのだ。
しかも時間は午後四時すぎ。
第一次下校ラッシュのまっただ中。
次の瞬間には左向こうの角から学園の生徒が姿を見せるかもしれない。
(よ、よし。
行くなら今のうちだ。
行け!) まことは何度目かの決心をして足を踏み出そうとした。
だが、頭の中に自分を遠巻きにしてささやきあっているクラスメイトや執行部の生徒たちの姿が浮かぶ。
生徒会長・本橋有希の釣りあがった大きな目と振り上げた右の拳がチラつく。
(ああ、ダメだ。
ムリだ……) 足はまたしても引っ込められた。
まことはうなだれて、ため息をつく。
「ん、んンッ!」 その時。
左向こうからワザとらしい咳払いがおこった。
まことはビクッと背中を縮め、恐る恐るそちらを向いた。
(瑞穂……) 視線の先、角口の所に、まことの六歳年下の妹、瑞穂がいた。
小柄な身体を肩先までのツインテールに赤いランドセル、白のブラウスとデニムのスカートで包んだ瑞穂は、腕組み仁王立ちの姿勢でこちらを睨み付けていた。
(ああッ……) まことは縮みあがった。
妹はあきらかに苛立っていた。
ソックス">ハイソックスとスニーカーを履いた右足をパシパシと地面に打ち付け、兄のものとは対象的な濃い眉を山なりに怒らせていた。
『おにィ! なにグズグズしてるのッ。さっさと入りなさよォッ!』 切れ長の目がそう語っていた。
『ダメ……ムリ……できない……』 たじろきながら、まことは弱々しく首を振る。
『お願い……恥ずかしすぎるよォ、許してよォッ』 涙目で訴えた。
『ふぅ?ん。おにィ、逆らうんだァ』 瑞穂は口を尖らせ、首をゆっくりと上下させた。
『いいよ、それでも。けど帰ったら……』 口元が大きく動いた。
『お・し・お・き・だ・よ』 瑞穂はまことを見据えながら右腕をランドセルへと廻し、差してあった定規を引き抜いた。
そして胸の前で左の手の平をパシッと小気味よく叩いた。
(あうッ……!) まことはカバンで股間を抑えた。
昨夜の激痛が甦った。
射精してもなお容赦なく振り降ろされるプラスチックの平たい鞭。
それが引き出す、快楽と苦悶が入り混った恥ずかしい痛み。
思わずその場にうずくまりそうになる。
『いいの? それで』 瑞穂は小首を傾げた。
ニッと開いた口元から小憎らしい八重歯が覗いた。
『イヤだ、イヤだッ、イヤだァッ!』まことは激しく首を振る。
『じゃあ入るんだね? やるんだね?』『……はい』 まことはうなずいた。
うなずくしかなかった。
首を垂らしたままドアへと向き直った。
(ああ……) 数秒後。
まことは目を堅くつぶり、カバンの取っ手を握りしめると足を前へと踏み出した。
ドアは待ちくたびれたかのようにゆっくりと開いた。
まことが妹の奴隷となってしまったのは、一月前の五月終わりのある出来事からだった。
その日。
中間試験の最終日。
突然の大雨に祟られたまことはズブ濡れになって帰宅した。
熱いシャワーを浴びようと、脱衣所で制服を脱ぎ、洗濯機のフタを開けた。
暖めたミルクのような匂いが鼻をくすぐった。
中には瑞穂の服が脱ぎ積まれていた。
妹も雨の中を駆けてきたらしく、それらは洗う前から湿り気を帯びていた。
キュロット、シャツ、ベスト、ノースリーブのインナー。
身体と髪を拭いたであろうバスタオル。
そしてそのバスタオルが作る皺の白い谷間に、淡いピンクのショーツが隠れるように丸まっていた。
(あ……) それを見た時、まことの心臓と股間をなにかが貫いた。
次の瞬間それはむず痒い熱となって全身に広がった。
ブリーフの前面が盛り上がった まことはそれまで妹を「オンナ」として意識したことはない。
小学五年生という成長期にあり、細い身体も日に日に女の子らしい丸みを帯びつつはあったが、胸はまだまだブラジャーを必要としなさそうなものだったし、お尻だってセクシーと呼ぶには程遠い小ささだった。
下着だって飽きるほど見慣れている。
欲情など起きようはずがなかった。
だが、その時は若干事情がちがっていた。
連休明けから約三週間、まことはほとんど禁欲の状態にあった。
前半は春の生徒総会の準備とその開催、後半は試験勉強にと追われ、それこそオナニーをする暇もないほどの忙しさだったのだ。
そしてその試験もようやくこの日に終わり、まことは解放感の中にいた。
それとともに今まで抑えつけていた十代の少年のたぎるような性欲も外へ出ようと機会をうかがっていたのだった。
幼い妹のものとはいえ、メスの匂いが漂う脱ぎ捨てられたばかりのショーツはそのはけ口になるには充分だった。
(ダメだ……いけない……やめろ……) そう叫ぶ心の声を裏切って右手はショーツへと伸びた。
生暖かさの残る布地の感触に、まことは薄暗い興奮に包まれる。
鼓動が耳の中で響く。
気づいた時には鼻が裏返された股布の中に埋まっていた。
(ああ……) 嗅ぎ慣れた匂いとアンモニア臭に混じって、初めて知る妹の隠された香りがそこにあった。
甘酸っぱい、嗅いでいると全身がうずいてくるような蠱惑の香り。
下着の中に閉じ込めれ、染み込んで、何倍にも濃縮されたそのフェロモンは少年の鼻腔と興奮中枢を強烈に刺激した。
(ああッ、ダメッ。
ガマンできないッ) まことはショーツを左手に持ち替え、右手でブリーフをずり下げた。
怒張しきってすっかり包皮が翻転したペニスが飛び出し、天を突く。
まことはその灼熱の棒をつかんで激しく擦りあげた。
「あッ、あッ、ああッ……」 狭い脱衣所の中にくぐもった荒い息とクチュクチュという粘っこい擦過音が響く。
溜まりに溜まった劣情はたちまち沸点に達した。
あと一往復右手を上下させれば頂点を迎えるというその時──「やだッ、おにィ! あたしのパンツで何してるのよッ」 脱衣所のドアがいつのまにか開いており、そこに瑞穂が立っていた。
顔を真っ赤にして目を見開いている。
改めて湯に入ろうとしたのか、小脇に着替えを抱えていたが、それが床へと滑り落ちた。
「み、瑞穂ッ!」 まことは慌てて股間をショーツで覆い、その上をさらに手で隠そうとした。
だが時はすでに遅く、また少年に昇りつめた欲情を押し止どめるなどできようはずもなく──「あああああッ」「イヤぁぁッッ」 妹の目の前で兄は激しく噴き上げた。
指と布地のすき間をぶち破るように飛び出したそれは床のあちこちに飛び散り、残った滴は幼い少女の下着を重く汚した。
「もう信じらんないッ。変態ッ! おにィのド変態ッ。死んじゃえッ」「許して瑞穂。許してッ」 まことは土下座して謝った。
床には自分のぶちまけた精液があり、それに鼻をこすりつけることになったが、そんなことを気にする余裕はなかった。
ひたすら頭を下げ続ける。
だが、妹のかんしゃくは収まらず、ついにはまことの一番恐れていた事を口にした。
「ダメッ許さないッ。パパとママに言いつけてやるッ」「やめて瑞穂ッ。それだけはやめてッ」 まことは学校でも家でも「真面目ないい子」で通っていた。
小さい頃から気が弱く、自分に自信を持てないまことは、両親や教師からそう誉められることだけがアイデンティティとなっていた。
有名校である成宮を受験したのだってそんな両親の期待に応えるためだった。
二人を失望させたくない。
見捨てられたくない。
特に高い学費をまかなうため、この時間もパートで家を空けている母親には。
それは死ぬほど恐ろしいことだった。
「お願い。それだけはッ。なんでもする。瑞穂のいうことはなんでもきくからあッ!」 頭を擦りつけた。
「……ふぅーん、なんでも?」 いきりたっていた…
脱色もパーマも未経験の直毛をおとなしめにカットし、これまた「真面目な秀才くん」強調アイテムの銀縁メガネを眉の薄い顔に乗せていた。
教師の言う事はよく聞き、頼み事は友人でもそうでない者のでも断れないお人よし。
そんな印象を見る人に抱かせる。
事実まことは半ば押し付けられる形で生徒会の副会長まで務めてしまっている。
(でも入らなきゃ……。
だけど、もし学園の誰かに見られたら……) まことはもう五分はそうした逡巡の中にいた。
震える足を前に出そうとしては引っ込め、せわしなくあたりを見回すことを繰り返していた。
幸い人通りは絶えている。
このランジェリーショップは駅前商店街からやや離れた場所に位置しており、向かいや並びもスナックや居酒屋など夜にならないと客が寄りつかない店ばかりだ。
だがいつまでもグズグズはしていられない。
ここは少し遠回りだが学園の通学コース上にある。
色気づいた男子生徒たちが他人や自分にあれこれ理由をつけては足早に通りすぎる場所であるのだ。
しかも時間は午後四時すぎ。
第一次下校ラッシュのまっただ中。
次の瞬間には左向こうの角から学園の生徒が姿を見せるかもしれない。
(よ、よし。
行くなら今のうちだ。
行け!) まことは何度目かの決心をして足を踏み出そうとした。
だが、頭の中に自分を遠巻きにしてささやきあっているクラスメイトや執行部の生徒たちの姿が浮かぶ。
生徒会長・本橋有希の釣りあがった大きな目と振り上げた右の拳がチラつく。
(ああ、ダメだ。
ムリだ……) 足はまたしても引っ込められた。
まことはうなだれて、ため息をつく。
「ん、んンッ!」 その時。
左向こうからワザとらしい咳払いがおこった。
まことはビクッと背中を縮め、恐る恐るそちらを向いた。
(瑞穂……) 視線の先、角口の所に、まことの六歳年下の妹、瑞穂がいた。
小柄な身体を肩先までのツインテールに赤いランドセル、白のブラウスとデニムのスカートで包んだ瑞穂は、腕組み仁王立ちの姿勢でこちらを睨み付けていた。
(ああッ……) まことは縮みあがった。
妹はあきらかに苛立っていた。
ソックス">ハイソックスとスニーカーを履いた右足をパシパシと地面に打ち付け、兄のものとは対象的な濃い眉を山なりに怒らせていた。
『おにィ! なにグズグズしてるのッ。さっさと入りなさよォッ!』 切れ長の目がそう語っていた。
『ダメ……ムリ……できない……』 たじろきながら、まことは弱々しく首を振る。
『お願い……恥ずかしすぎるよォ、許してよォッ』 涙目で訴えた。
『ふぅ?ん。おにィ、逆らうんだァ』 瑞穂は口を尖らせ、首をゆっくりと上下させた。
『いいよ、それでも。けど帰ったら……』 口元が大きく動いた。
『お・し・お・き・だ・よ』 瑞穂はまことを見据えながら右腕をランドセルへと廻し、差してあった定規を引き抜いた。
そして胸の前で左の手の平をパシッと小気味よく叩いた。
(あうッ……!) まことはカバンで股間を抑えた。
昨夜の激痛が甦った。
射精してもなお容赦なく振り降ろされるプラスチックの平たい鞭。
それが引き出す、快楽と苦悶が入り混った恥ずかしい痛み。
思わずその場にうずくまりそうになる。
『いいの? それで』 瑞穂は小首を傾げた。
ニッと開いた口元から小憎らしい八重歯が覗いた。
『イヤだ、イヤだッ、イヤだァッ!』まことは激しく首を振る。
『じゃあ入るんだね? やるんだね?』『……はい』 まことはうなずいた。
うなずくしかなかった。
首を垂らしたままドアへと向き直った。
(ああ……) 数秒後。
まことは目を堅くつぶり、カバンの取っ手を握りしめると足を前へと踏み出した。
ドアは待ちくたびれたかのようにゆっくりと開いた。
まことが妹の奴隷となってしまったのは、一月前の五月終わりのある出来事からだった。
その日。
中間試験の最終日。
突然の大雨に祟られたまことはズブ濡れになって帰宅した。
熱いシャワーを浴びようと、脱衣所で制服を脱ぎ、洗濯機のフタを開けた。
暖めたミルクのような匂いが鼻をくすぐった。
中には瑞穂の服が脱ぎ積まれていた。
妹も雨の中を駆けてきたらしく、それらは洗う前から湿り気を帯びていた。
キュロット、シャツ、ベスト、ノースリーブのインナー。
身体と髪を拭いたであろうバスタオル。
そしてそのバスタオルが作る皺の白い谷間に、淡いピンクのショーツが隠れるように丸まっていた。
(あ……) それを見た時、まことの心臓と股間をなにかが貫いた。
次の瞬間それはむず痒い熱となって全身に広がった。
ブリーフの前面が盛り上がった まことはそれまで妹を「オンナ」として意識したことはない。
小学五年生という成長期にあり、細い身体も日に日に女の子らしい丸みを帯びつつはあったが、胸はまだまだブラジャーを必要としなさそうなものだったし、お尻だってセクシーと呼ぶには程遠い小ささだった。
下着だって飽きるほど見慣れている。
欲情など起きようはずがなかった。
だが、その時は若干事情がちがっていた。
連休明けから約三週間、まことはほとんど禁欲の状態にあった。
前半は春の生徒総会の準備とその開催、後半は試験勉強にと追われ、それこそオナニーをする暇もないほどの忙しさだったのだ。
そしてその試験もようやくこの日に終わり、まことは解放感の中にいた。
それとともに今まで抑えつけていた十代の少年のたぎるような性欲も外へ出ようと機会をうかがっていたのだった。
幼い妹のものとはいえ、メスの匂いが漂う脱ぎ捨てられたばかりのショーツはそのはけ口になるには充分だった。
(ダメだ……いけない……やめろ……) そう叫ぶ心の声を裏切って右手はショーツへと伸びた。
生暖かさの残る布地の感触に、まことは薄暗い興奮に包まれる。
鼓動が耳の中で響く。
気づいた時には鼻が裏返された股布の中に埋まっていた。
(ああ……) 嗅ぎ慣れた匂いとアンモニア臭に混じって、初めて知る妹の隠された香りがそこにあった。
甘酸っぱい、嗅いでいると全身がうずいてくるような蠱惑の香り。
下着の中に閉じ込めれ、染み込んで、何倍にも濃縮されたそのフェロモンは少年の鼻腔と興奮中枢を強烈に刺激した。
(ああッ、ダメッ。
ガマンできないッ) まことはショーツを左手に持ち替え、右手でブリーフをずり下げた。
怒張しきってすっかり包皮が翻転したペニスが飛び出し、天を突く。
まことはその灼熱の棒をつかんで激しく擦りあげた。
「あッ、あッ、ああッ……」 狭い脱衣所の中にくぐもった荒い息とクチュクチュという粘っこい擦過音が響く。
溜まりに溜まった劣情はたちまち沸点に達した。
あと一往復右手を上下させれば頂点を迎えるというその時──「やだッ、おにィ! あたしのパンツで何してるのよッ」 脱衣所のドアがいつのまにか開いており、そこに瑞穂が立っていた。
顔を真っ赤にして目を見開いている。
改めて湯に入ろうとしたのか、小脇に着替えを抱えていたが、それが床へと滑り落ちた。
「み、瑞穂ッ!」 まことは慌てて股間をショーツで覆い、その上をさらに手で隠そうとした。
だが時はすでに遅く、また少年に昇りつめた欲情を押し止どめるなどできようはずもなく──「あああああッ」「イヤぁぁッッ」 妹の目の前で兄は激しく噴き上げた。
指と布地のすき間をぶち破るように飛び出したそれは床のあちこちに飛び散り、残った滴は幼い少女の下着を重く汚した。
「もう信じらんないッ。変態ッ! おにィのド変態ッ。死んじゃえッ」「許して瑞穂。許してッ」 まことは土下座して謝った。
床には自分のぶちまけた精液があり、それに鼻をこすりつけることになったが、そんなことを気にする余裕はなかった。
ひたすら頭を下げ続ける。
だが、妹のかんしゃくは収まらず、ついにはまことの一番恐れていた事を口にした。
「ダメッ許さないッ。パパとママに言いつけてやるッ」「やめて瑞穂ッ。それだけはやめてッ」 まことは学校でも家でも「真面目ないい子」で通っていた。
小さい頃から気が弱く、自分に自信を持てないまことは、両親や教師からそう誉められることだけがアイデンティティとなっていた。
有名校である成宮を受験したのだってそんな両親の期待に応えるためだった。
二人を失望させたくない。
見捨てられたくない。
特に高い学費をまかなうため、この時間もパートで家を空けている母親には。
それは死ぬほど恐ろしいことだった。
「お願い。それだけはッ。なんでもする。瑞穂のいうことはなんでもきくからあッ!」 頭を擦りつけた。
「……ふぅーん、なんでも?」 いきりたっていた…