「暖めて」

弟「え?」

「うー、ぬくい」ギュッ

弟「ちょ、止めろよちゃん」

「やだ。春になるまでこうしてる」

弟「止ーめーろー」



「はぁ、落ち着く」

弟「止めろって。寒いなら服着込め」

「人肌の温もりが欲しいの」

弟「彼氏に頼め」

「彼氏いないもん、弟だけが頼りだもん」

弟「あぁ、分かったよ勝手にしてくれ」

「サンキュ」






「弟って平熱高い?」

弟「計ってないから知らないけど」

「なんか、抱きついてたらぽかぽかする」

弟「知らん」

「ねぇ、これから毎年冬ごとに、私専用のカイロになるつもりない?」

弟「ないよ」

「えー? おちゃんと一緒の布団で寝れる特典付きだよ?」

弟「いらん」

「弟の不感症ー」

弟「変な言葉使うな、アホ」

「あー、弟カイロいい感じだなー」

弟「……」ブルッ

「どした、弟?」

「……ちょっとトイレ

「残念。カイロの単独行動は禁止されています」

弟「トイレまでついてくんの!?」

ちゃんを凍えさす気か?」

弟「鬱陶しいから止めろ」

「じゃあ、トイレの外で待っとくから」

弟「そうまでして俺に引っ付いときたいか?」

「だって離れたら寒いし」

弟「こたつ入れよ」

「だからー、人肌の温もりがいいんだって言ってるじゃん」

弟「あのさ、ついてきていいからトイレ行かせて。そろそろ漏れる」

「あ、ごめん」



弟「うー、寒い寒い…」

「うー、寒い寒い…」ピッタリ

弟「真似すんな」

「だって本当に寒いじゃん」

弟「そしてうやむやな内に一緒にトイレ入ろうとすんな」

「あぁー、弟と片時も離れたくないぃぃー」

弟「暖房的な意味でだろ?」

「違うよって言って欲しい?」

弟「いや全然。キモいよちゃん」

「ひでー。弟がいじめるー」

弟「いいから離れる。トイレの外で待機しとけ」ガチャ





ジャゴー



弟「……ふぅ」カチャカチャ



ガチャ



「あてっ!」ゴンッ

弟「……なんでトイレの前で耳そば立ててんだよ」

「いやぁ、カイロの動向を持ち主として正確に把握しとこうかと」

弟「人の小便の音聞いてたのか?」

「そこまでこのおちゃんに言わす?」

弟「……変態

「あぁそうさ、私は変態さ!」

弟「もう引っ付かないでね、ちゃん」

「いやー、カイロが勝手に自主独立してくー」ピッタリ

弟「だから引っ付くなっつうのに」

「えへへ…」

「さっきはすまんかった」

弟「結局離れないし」

「よいではないかよいではないか。お詫びにおちゃんのおっぱい当ててあげるから」



ふに



弟「……」

「どう? 気持ちい?」

弟「えっ、もう当ててんの?」

「当ててるよ! バッチリ当ててるよ!」

弟「全く気づかなかった」

「これでもBカプはあるんですが」

弟「B(笑) 今日びBカップで喜べと言われても」

「お前は今、全世界の貧乳女子を敵に回した」ギュウゥゥ

弟「ぐえぇぇぇ……首絞まってる、首絞まってる!」

弟「ハァ…ハァ…ぐへっ」

「これに懲りたら、二度とBカップ馬鹿にすんなよ」

弟「はーい……オェッ」

「さて、それじゃまたカイロに暖めてもらおうかね」ムギュッ

弟「ちゃん」

「うん?」

弟「ちゃんに体温奪われて、今度は俺が寒いわ」

「そう?」

弟「うん、ほら」ヒラヒラ

「おわっ、手ぇ冷たっ!」

弟「だから人間カイロはもう終わりに……」

「大丈夫!? ちょっと待ってね、すぐに暖かくしてあげるから!!」

弟「え?」

「おちゃんの手は暖かいから、暖まるまでずっと握ってていいよ!」

弟「……抱きつくの止めさせようとしたら、さらに悪化した気がする」

「寒いの寒いの飛んでけー、寒いの寒いの飛んでけー」

弟「ちゃん、恥ずかしいから止めて」

「だって、弟の手が冷た過ぎるんだもん。私は心配だよ」

弟「末端冷え症なんだからこれくらい普通」

「じゃあ別に私に体温奪われた訳じゃないじゃん」

弟「まぁ、その辺は物は言い様というか」

「嘘つき! 罰としてしばらくカイロ役止めさせてあげないから!」ギュウゥゥ

弟「元から止めさすつもりはないだろ」

「そうとも言うけども」

「うー」ムギュギュ

弟「ちゃん、力こもってる。苦しい」

を騙すような弟なぞ苦しんで死んでしまえ」

弟「そんなに騙されたのが悔しかった?」

「そうだよ。本気で心配してたのに」

弟「ごめん、ちゃんがちょっと鬱陶しかったからさ」

「素直すぎるぞ、弟」

弟「でも、一応反省はしている。だから許せ」

「許してほしくば、私の言うことを聞くんだな」

弟「言うこと?」

「うん。今度は、弟からおちゃんをギュッってしてほしいなって」

弟「嫌だ」

「即答かい!」



弟「いくらなんでも、弟がを抱きしめるってシチュエーションはないと思うんだ」

「そんなの、私が弟を抱っこしてるんだからあんまり変わんないじゃん?」

弟「ぶっちゃけ、なんか照れ臭いし」

「なるほど。つまりはおちゃんを女として意識してしまっていると」

弟「ちっげーよ。馬鹿か」

「いいからいいから。いつか好きな人が出来た時の練習と思って、遠慮なくおちゃんをギューッとなさい」

弟「でも、それって結局ちゃんが寒いだけなんだろ?」

「うん、そう。でも、反省してるなら出来るよね?」

弟「……分かったよ、やればいいんでしょ。やれば」

「オッケー!! さすが私の弟だ!!」

弟「なんか、上手くハメられた気がするなぁ……」



弟「じゃあ」

「ん」



ギュッ



弟「……ちゃん、鼻息荒い。なんか怖いよ」

「だってさ、男の人にこうして抱っこしてもらうの、初めてなんだもん」ムフー

弟「ちゃん、彼氏いたことなかったっけ?」

「中学の時の彼氏は、奥手だからチューまでしかしてくれなかった」

弟「そりゃまた、時代に逆らったほのぼのカップルですこと」

「弟は? 彼女いないの?」

弟「黙秘権を行使します」

「黙るってことは喋ってんのと一緒だぞ?」



弟「まぁ隠すことでもないからバラすけど、イナイ歴=年齢」

「嘘。絶対モテると思ってたのに」

弟「どういう贔屓目だよ。俺なんか全然モテないって」

「勿体ないなぁ。私が他人ならほっとかないのに」

弟「んなこと言っておだてても、抱っこは延長しないからな」

「チッ、バレたか」

弟「……。ついでにもう抱っこ止めてもいい?」

「駄目」

弟「もう満足したでしょ」

「まだまだ。弟が灰になるまで続けるんだから」

弟「おいおい……」



「ね、弟。こっち向いて?」

弟「何だよ」

「いいから」

弟「……はい、向いたよ」

「へへへ……正面からギューッ」

弟「うわっ!?」

「やっぱり思った通り。正面の方があったかい」

弟「何してんだよ、ちゃん。暖を取るってレベルじゃねーぞ」

「照れやがって。可愛い奴め」

弟「こんなの、普通に抱きあってるだけじゃん」

「おちゃんは寒いんだ。諦めてを暖めることに専念しな」

弟「何その傍若無人」



弟「ねぇ、いつになったら離れてくれんの?」

「うーん、強いて言うなら私が満足するまで?」

弟「じゃあ、どうすれば満足するのさ」

「じゃあ、好きな時に弟が暖めてくれるって約束したら、今日は満足してあげる」

弟「自分で自分の墓の穴を掘るような条件を出さないでくれ」

「とか言って、弟だっておちゃんギュッってするの、まんざらじゃないクセに」

弟「なんでそうなる」

「だって弟さっきから、私を力ずくで退かしたりしないじゃん」

弟「まぁ、それは確かに」

「それって本心では、おちゃんに甘えたい心があるってことなんじゃないの?」

弟「いや、それはちゃんが本当に寒そうだったから……」

「寒そうだったから、文句言いながらも、おちゃんのカイロになってくれてたの?」

弟「……そうなるかな」

「ふふ、ありがと弟。さすが私の弟だね」

弟「言葉巧みに袋小路へ追い込まれた気分だ」



「あぁ、ぬくいぬくい。弟で暖めあうって素晴らしい」

弟「俺は困るけどな」

「なんで?」

弟「言わずもがな」

「えー、なんでよー。二人でギュッってしてたら楽しいじゃん」

弟「ハァ……もういいよ。俺ちょっと風呂入ってくるから」

「あ、じゃあ私も入る」

弟「ちゃんはくんな」

「えー」

弟「いいから、黙って俺が風呂から上がるの待ってなさい」

「はーい」





カポーン…



弟「……」

「……」

弟「なんで?」

「なにが?」

弟「俺、ちょっと待ってろって言ったよね?」

「うん言った」

弟「なのになんで俺のいる風呂に来てんの?」

「寒かったから」

弟「……馬鹿じゃないの」

「馬鹿じゃないよ」

弟「いや、馬鹿だ。間違いなく馬鹿だ」

「馬鹿って言う方が馬鹿なんですー」

弟「もう死んじゃえよちゃん」

弟「ちゃん、さすがにこれはないよ。早く出てって」

「うー、裸んなったら余計寒いや。暖めて」



ぴと



弟「ちょ……!」

「むふふ、Bカップといえど直に当てられたら無視できまいて」

弟「いい加減にしろっての! あんまやり過ぎると俺だって怒るぞ!」

「股間ふくらませながら言っても説得力ないぞ」

弟「これは単なる生理反応だから……!」

「まぁまぁ、とりあえず船に浸かればそのブツも隠せますよって」

弟「……なんてちゃんだ」



ちゃぷん



弟「……で、案の定一緒に入ってくるんだ?」

「もち。だって寒いし」

弟「体くらい洗えよ。汚いな」

「弟が体を洗ってくれればいいんだよ!」

弟「誰が洗うもんか。つーか、ちゃんが風呂から上がるまで船から出ない」

「弟が先に上がらなきゃ、誰が風呂上がりの私を暖めるの?」

弟「知らないよ!」

「そんなに怒るなよ。お風呂に乱入したのは悪かったからさ」

弟「そう思うならすぐに出てってくれよ……」ムスッ



「頭、洗ってあげよっか?」

弟「いらない」

「じゃあ私の体流してよ」

弟「嫌だ」

「それじゃあ何のために一緒にお風呂入ったのか分かんないじゃん!」

弟「一緒に入れって言った覚えはねーよ!」

「あーあーあー、聞こえない聞こえない」

弟「もう知らん。俺、上がるから」

「待ちなさい、ボーヤ」

弟「なんだよ、もうちゃんの相手するのうんざりなんだけど」

「そう固いこと言わずに。おっぱい触らせてあげるから」

弟「いらねーよ」



おっぱいを触りたくないだと……!?」

弟「何に衝撃受けてんのさ」

「男として生まれたからには、好きなだけおっぱいに触れたいもんじゃないの!?」

弟「それがおっぱいなのが問題なんだと」

「むぅ……これでも理性は崩壊しないか?」



むにゅ



弟「!?」

「ほら、この右手を開いたり閉じたりするだけで、おちゃんのおっぱいが揉めるんだよ?」

弟「ね、ちゃん……!?」

「さすがの弟も、これにはおちんちん反応してきたんじゃない?」



「ほーれ、おちゃんのおっぱいだよー」むにゅむにゅ

弟「ちゃん……」

「どう? 欲情した?」

弟「何がしたいのか、分からないよ…」

「私は弟とのスキンシップをだね」

弟「やってること完全に痴女じゃん」

「それは勃起しながら言う台詞じゃなーい」

弟「……ちゃん、欲求不満なのか?」

「んーん。単に弟をからかってるだけ」

弟「悪ふざけにもほどがある」



弟「もう、いい。ちゃんには付き合ってらんない」

「あ、コラ。せっかくおちゃんが労を労ってサービスしてあげてるのに」

弟「いらないから、そういうの! とにかく俺はもう上がる!」

「させるか! とりゃ!」



むぎゅっ



弟「ふがっ……!」

「おぉ、お風呂で抱きあうとなおのことぬくぬくだね」

弟(うわあぁ、乳首が、背中越しにちゃんの乳首が!!)

「なんかドキドキしてきた。えいっ!」カプッ

弟「ふわぁっ!?」

「耳たぶカジカジー」モグモグ

弟「ちゃんそれヤバ……あっ!」ビクッ

「弟? どうした?」

弟「……」

「……もしかして、耳たぶ甘噛みされて出ちゃった?」

弟「……」コクリ

「……」

弟「……」

「……早漏?」

弟「誰の責任だよ馬鹿!!」



弟「どうすんだよこれ……」

「あー、正直すまんかった」

弟「死にたいくらい恥ずかしい」

「冗談のつもりだったんだけどな……」

弟「冗談ですむか!」

「あ、でもまた勃起してきたじゃない」

弟「の裸で勃つ自分がうらめしい」

「……ね、弟。お風呂はもういいから、後で私の部屋にきてよ」

弟「へ?」

「そしたら、抱っこや甘噛みよりもっといいことしたげる」

弟「ちゃん、全然反省してない」

「いいから。約束だよ?」

弟「……」





・・・



弟「……」

「いらっしゃい、おちゃんの部屋へようこそ」

弟「バックレて逃げようとしたら無理やり引っぱってこられた」

「弟である限り、から逃れることなぞ不可能なのだ」

弟「ハァ……」

「そんなことより、お風呂上がりのおちゃんを暖めてー」ギュッ

弟「また俺で暖を取るし」

「今度は弟も暖かくしてあげるから」

弟「……」



「それじゃあ、まずは何からしよっかな」

弟「そんなワクワク顔で聞かれても」

「そうだなー、じゃあ……んっ」

弟「……何してんの?」

「目をつむって相手を見上げたらキスの合図でしょうが」

弟「ムードもへったくれもねぇな」

「ムードとか気にしてる時点で、お前はの虜なのだ!」

弟「……そうかもね」

「あら、否定せんの?」

弟「分かんない」

「弟は弟なりに期待してるんだね……えいっ」



チュ



弟「おわっ……」

「不意討ち成功!」

弟「狡いぞ、ちゃん」

「こうでもしなきゃ、あんた絶対嫌がってたでしょうが」





弟「俺のファーストキスの相手、ちゃんかよ……」

「そんながっかりすることかね?」

弟「嫌ではないけど、なんかなぁ……」

「そんなモヤモヤも吹っ飛んじゃうくらい気持ちよくなっちゃえばいーじゃない!」

弟「だって、相手がちゃんだし」

お風呂場では耳たぶ噛まれただけで出しちゃったクセに」

弟「ごめんなさい、お願いだからそれ思い出させないで」

「弟は敏感なんだから、全部おちゃんに任せとけばいいの!」

弟「次は何するつもりなんだよ……」

「何しよっか。何がしたい?」

弟「うーん」

「うーん」

「まぁ、悩んだ時は抱きあってれば時間が解決してくれるよね」ムギュ

弟「ちゃん、責任放棄し過ぎじゃない?」

「今度はただ抱きあうだけじゃないもんね」



にぎっ



弟「!?」

「弟のここへ刺激を与えていれば、いずれエロ回線のスイッチが入っておちゃんにおねだりしてくるはず」



さすさす



弟「……ちゃん。残念だけど、一度ヌイた男には賢者の時間という心強い味方がいるんだよ」

「ほう。じゃ、これでも我慢出来る?」



ぺろ



弟「おふっ!」

「んー、弟の首筋美味しー」ペロペロ

弟「くっ、だがまだまだ」

「間接的な愛撫だけじゃ堕ちないか。それじゃあフェラでもしちゃおかな?」

弟「それだけは勘弁して」



「んー…」ペロペロ、もぞもぞ

弟「……うっ」

「どうしたの? 賢者の時間も時間ぎれかな?」ニヤニヤ

弟「……ちゃんがもっと色っぽかったら、危なかったかもね」

「あ、そういうこと言う? だったら私にも考えがあるんだから」

弟「今度は何?」

「……」ぬぎぬぎ

弟「ちょ……!?」



「ジャジャーン。おちゃん下着バージョンでーす! イェイ!」

弟「寒がってたのに脱ぐんかい!」

「寒いのはこうして抱きあってたら問題ないじゃない。それより、おちゃんの色気は上がった?」

弟「……ノーコメントで」

「ぬふふ、そのリアクションだけで満足、満足」

弟(……ヤベ。
ちゃんの素肌めっちゃスベスベで気持ちいい)



「弟も脱いじゃえばいいのに」

弟「脱がないよ! 誰かさんと一緒にしないでくれ」

「ふふふ、焦ってる焦ってる。そんなんじゃこのは攻略できんぞー」

弟「……」

弟(ヤバいな。
このままじゃちゃんに主導権握られたまま、また射精させられる…)



弟「……やむを得ん」

「何、どうかした?」

弟「えいっ」

「ひゃっ!?」



ぺろん



「ちょ、ちょっと何してんの!」

弟「なんだよ、下着姿になるのはオッケーでおっぱい見せるのはアウトなのかよ」

「弟が自主的にめくっちゃ駄目でしょ! 焦らして焦らして、見せて下さいって懇願させたかったのに!」

弟「そんなことさせようとしてたんかい」



「もー、これだから童貞は物事の手順ってもんが分かってないんだからー」

弟「自分だって処女のクセに」



もみゅ



「あんっ♪」

弟「……せいっ」ムニュムニュ

「あーん、弟に犯されるー♪」

弟「…そこまで余裕だと、俺がこうすることまで予定調和だったみたいに思えてくる」

「まさかー」

弟「どうだか」



むにゅ



「んっ…♪」



むにゅむにゅ



弟「俺の触り方、気持ちいい? ちゃん」

「ん……ぼちぼちでんな」

弟「うわ、似非関西弁出た。すごく萎えるんですけど」

「本当言うと、初めてにしては上出来って感じ」

弟「そっか。なんか、複雑な心境だ」

「ねぇ、私のおちんちんの触り方はどう?」

弟「ぼちぼちでんな」

「天丼かよ。ちょっと面白いじゃないの、あんた」

弟「そりゃどうも」



もにゅもにゅ



弟「……」



かぷっ



「あぅっ」

弟「あ、ごめん。痛かった?」

「いや、まさか弟がおっぱい口に含むくらいノッてくるとは思わなくて」

弟「こうしなきゃちゃんは越えられそうになかったので」

「おちゃんのおっぱい、吸いたい?」

弟「吸いたい。って言うか、もう吸うよ」



ちゅぅ



「あっ……」

弟「汗ばんでしょっぱいね、ちゃんの胸」

「そうかも……お風呂入ったばっかなのにね……」



ちゅぱちゅぱ



「……ふふっ」

弟「なんで笑うんだよ」

「いやぁ……なんか、必死におっぱい吸ってる弟が無性に可愛くてね……」

弟「これでもちゃんより優位に立ちたくて、頑張ってんだからな」

「うん、分かってる」



ギュッ



「あんた最初は、Bカップ馬鹿にしてたよね?」

弟「……してた」

「今はどう?」

弟「……サイズなんか関係ないもんだね」

「ん。分かればよろし」

弟「……」ペロ

「んっ……」

弟「ちゃんも、可愛いよ」

「おぉう、弟がここへ来てデレた」



弟「そういえばちゃん、風呂場で俺の耳噛んでくれたよね?」

「あー…そんなこともあったような」

弟「これ、その仕返しな」



かりっ



「ひゃんっ!!」

弟「乳首甘噛み、どう?」

「ど、どうって言われても……」

弟「あん時は射精しちまったから、今度はちゃんが潮吹くまで噛み噛みしてやろうか」



きりきり



「やっ……ちょ、ストップ……やぁっ!!」

弟「ちゃん、どうか存分に感じて下さい」

「弟の鬼畜ぅ……!!」

弟「どの口が言うか」

「ひゃあぁっ!!」



こりこり



かりっ

「あっ」



じゅるるるっ

「ふあ、やぁ……あっあっあっ」



じゅうぅぅぅっ

「くっ……ふうぅぅ、んっ!!」



弟「……ちゃん? 大丈夫?」

「ハッ…ハァ…」クテッ

弟「放心してら。これで風呂場でのリベンジは達成した、かな?」



「ちょっと頑張り過ぎでしょ……乳首痛いよ」

弟「悪い。でも、乳首虐められてる時のちゃんの反応凄かったな」

「うん。変な声いっぱい出ちゃった」

弟「気持ちよかった?」

「もちろん。それでさ……」

弟「ん?」

「ちょっと手貸して」

弟「いいけど……何?」

「ほら、おちゃんのここさ、濡れてるの分かる?」



くちゅ



弟「でっ!?」

「弟におっぱい舐められて、初めてイッちゃったかも……」



弟「ちゃん、すげぇベトベトじゃん」

「自分でオナった時でも、こんなに濡れたことなかったのに……」

弟「……ちゃん、そろそろ手を離しては如何か」

「嫌だ。今度は弟の指で、ここを弄って欲しいな……」



くちゅくちゅ



「あっ…あん…」

弟「俺の手でオナるなよ!」

「ごめん、つい気持ちよくて」

弟「……分かったよ、触ってやるよ」

「やたっ!」



弟「触るのって、パンツの上からでいいの?」

「直がいいなら脱ぐけど……弟が触りやすい方でいいよ」

弟「……すんません、正直になります。ちゃんのアソコ生で見たいです」

「ふふ……じゃあ、ショーツずらしてくぱぁしてあげようか?」

弟「……お願いします」



「……ほら、おちゃんの下の口、こんなにぬらぬらしてるよ」



くぱぁ



弟「……ちゃん、毛、生えてない?」

「うるさい。地味にコンプレックスなんだからあんまりつつくな」

弟「そうなんだ……。でも、なんつーか、凄い綺麗? だな、ちゃんのここ」

「あんまりガン見しないで早く触ってよ」

弟「さすがに恥ずかしい? けど、広げて見せてるのはちゃんだよ」

「そうだけど……」



「ねぇ……私のここ、変じゃない?」

弟「んなこと聞かれても、俺も他のなんか見たことないし」

「……そりゃそうか」

弟「でも、ビラビラも整ってるし綺麗な形してると思う」

「ん、分かった。……じゃあ、触ってよ」

弟「……」ゴクリ

「……」



ぺちゃ



「えっ……あっ!」

弟「……」



ぺちゃぺちゃ



「い、いきなりクンニって……ひぁっ!」

弟「ごめん。けど、こんだけ濡れてるんだからいいだろ?」

「恥ずかしいって言ってるのに……うぅ!」

弟「ちゃん。弟にアソコ舐められるのって、興奮する?」

「なんか……凄く背徳感がある……」

弟「そっか……俺も、ちゃんのアソコ生で見て、すげぇ興奮してるよ」



「に……臭いとかしないよね……? 私の、アソコ」

弟「風呂入ったばっかだから大丈夫だって」

「そうかな……」

弟「心配しなくても、ちゃんのパイパンまんこ、美味しいよ……」クチュクチュ

「あんっ……」

弟「柔らかくて熱くて濡れ濡れで、そんで凄くいやらしい」

「生々しい実況しないで……うぅんっ」

弟「ヒクヒクしてるけど、気持ちいいの?」

「……う、うん」

弟「そっか。じゃあもっと舐めてあげる」

「ま、待った!」

弟「……?」



弟「なんでストップするんだよ。せっかく楽しんでたのに」

「だって、このままじゃ弟が気持ちよくないじゃん」

弟「ん……そりゃまぁ、ね」

「私はもう充分気持ち良かったから、もう挿れちゃおうよ」

弟「……やっぱりするの? セックス」

「私じゃ、嫌?」

弟「嫌じゃないよ。けど、初めて同士で怖くない?」

「んーん。だって、弟ならきっと優しくしてくれるし」

弟「根拠はないぞ」

「他人にさせるよりはマシでしょ?」

弟「すげぇ超理論。普通セックスは他人とするもんだろ」

「小理屈こねると挿れさせたげない」

弟「……ごめんなさい、もうギンギンで我慢の限界なんで、挿れさせてください」

「よろしい」



弟「それじゃあ、挿れるよ……」

「……うん、来て」クパァ

弟「……」ゴクリ



ずにゅ



「あっ…!!」

弟「あ、ごめん。痛かった?」

「いや……痛くないよ」

弟「……そっか。それじゃあ一気に」



ぐっ



「…ッ!!」ビクッ

弟「ちゃん!?」

「……挿れられただけで、イッちゃったかも」

弟「……ちゃん、感じやすいんだ」



弟「どう、ちゃん。初めての感想は?」

「ちょっとじんじんする。痛気持ちいい……のかな?」

弟「やっぱ痛いんじゃん。抜こうか?」

「そこまでじゃないから、動かしていいよ」

弟「ん……うん」

「どうした?」

弟「ちゃん、このまま挿れたままでいるの、駄目?」

「え? どういうこと?」

弟「今動いたら、十秒と持たずに出ちまう気がする」

「あ……なるほど」



「じゃあ、しばらくこのままでいよっか」

弟「体、平気か?」

「何分初めてのことなので。でも、多分大丈夫」

弟「……暖かいな」

「え?」

弟「ちゃんの中、暖かい」

「弟のおちんちんも、暖かいよ」

弟「なんか変だな、俺ら」

「ふふ……そうかもね」



ギュッ



「なんかもう、挿れながらこうしてギュッとしてるだけで満足かも」

弟「俺も。このままでいい気がしてきた」

「……変なセックス!」

弟「全くだ」

「ふふ……」

弟「……ちゃん?」

「なぁに? 弟」

弟「……好きだ」

「ふぇ!?」

弟「なんか俺、ちゃんに惚れちまったたかもしんない」

「嘘っ……」

弟「本当。成り行きだけどこんなことになっちまって、責任は取るつもりだから」

「……!!」



キュッ



弟「うぇ!?」

「……弟が変なこと言うから、アソコがキュンキュンしてきた」

弟「いやいや、ねーよ」



「本当だよ。弟が好きだとかなんとか言うから……」

弟「確かに、湿り気が増した気がする」

「今の内に、動いちゃう?」

弟「……うん」



ずっ



「んっ」



ずっずっずっ



「んっあっ……!」

弟「ちゃん、初っぱなから感じ過ぎじゃない?」

「言うな馬鹿……ふぁっ」

「あっ…あんっ…」

弟「ちゃん、気持ちい?」

「うん……凄く気持ちいいよっ……」



ずっずっずっ



「もっと、もっと動いてぇ!」

弟「くぁ……」ビクン

「えっ?」



ドクッ



「……」

弟「……」

「もしかして……?」

弟「……出ちゃった、中に」

「えぇー!? 早すぎじゃない!?」

弟「挿れてるだけで十秒持たないかもって言ったじゃん」

「えー。なんか超不完全燃焼ー」

弟「ごめん。なんかごめん」



「ぶー」

弟「そんな不満顔しないでくれよ」

「だって、せっかく凄く気持ち良かったのに……」

弟「また、明日もしよ? 次はもっと頑張るからさ」

「……仕方ないな。それで手を打つか」

弟「淡白過ぎてごめん」

「……それじゃ、後始末しよっか」

弟「うん、また汗かいちまったしな。シャワー浴びて寝ようぜ」

「違う違う。後始末はこっちのこと」



にぎっ



弟「!?」

「精子出してくたびれたおちんちんを、綺麗にしてあげなきゃね」



弟「ね、ちゃん。そんなことまで出来んの……?」

「知識だけはあるよ。フェラっていうんでしょ? これ」

弟「知ってるんだ……」



ペロッ



弟「うっ……」

「おちんちんしょっぱい……これって汗の味?」

弟「舐めたことないから知らないよ」

「んふふ……弟のおちんちん美味しい」



ぱくっ



弟「くぁっ!」

「さっき私のアソコ舐めてくれたお礼に、いっぱいペロペロしてあげるね」

弟「……お手柔らかにお願いします」



「これが、尿道責め」チロチロ



弟「ふぉうっ……」

「これが、玉ほぐし」モミモミ

弟「うぅっ……」

ディープスロート……は、こうでいいのかな?」



ずるるるっ



弟「うわっ……」

「ろう。ひもひい? おほうほ」グポグポ

弟「ちゃん、本当に初めてかよ……」

「へへへ……」ジュポジュポ

「んー…」グポグポ

弟「ちゃん、そんな激しくされるともう……」

「らひて。れんぶのんれあげるから」

弟「くっ……くぁぁっ!」



ビュクッ



「んっ……」ゴクン

弟「……ふぅ」

「なんか、弟の精子薄ーい」

弟「三回目なんだから、そりゃ薄いよ」

「漫画とかだったらもっとこうブビュルっと……」

弟「現実と漫画を混同しない」

「でもさ、弟でセックスしてるのってかなり非現実的だぞ?」

弟「……それは、一理あるけど」

「ま、いいけどね。おちんちん綺麗になったし」

弟「いいのかよ」



弟「もう無理。勃たない」

「本当だ。ふにゃちんだね」

弟「続きはまた明日な」

「ん。ところでさ」

弟「何か?」

「君、確かセックスの最中、私のこと好きだとか言わなかった?」

弟「あー……そんなこと言ったっけ」

「言ったよ。私は忘れないんだから!」

弟「忘れてくれ、セックスの勢いで言っただけだから」

「……本当に?」

弟「そ、そうだよ」

「ふーん。せっかく弟と両思いになれたと思ったのに」

弟「えっ? それってどういう意味……」

「知らね。自分で考えろバーカ!」



ムギュ



弟「う……」



弟「ちゃん、離れてくれよ」

「やだよっ!」

弟「俺が悪かったからさ、な?」

「離れてほしくば、おちゃん大好きって言ってみな」

弟「言えっかよ」

「さっきは言ったじゃん。それと同じことだよ?」

弟「……」

「黙ってないで早く言うのー!」ムギュギュ

弟「あ、うん……」



弟「あー……ちゃん?」

「はい」

弟「……好きです」

「うん」

弟「大好きです。不肖のムスコの童貞を貰っていただき、ありがとうございます」

「こちらこそ、蜘蛛の巣がはる前に処女を使っていただいて、ありがとうございます」

弟「……プッ」

「…はははっ」

弟「何やってんだろうな、俺ら」

「しかもお互い裸でねー」

弟「馬鹿みたいだな」

「それもまた良しさ」



「うー、体冷えたらまた寒くなってきちゃった」



ぴとっ



弟「おいっ……」

「また暖めてね、弟」

弟「結局、セックスしてもしなくてもすることは一緒なんじゃん」

「いいじゃない。こういうのも」

弟「……ま、いっか。深く考えるだけ無駄な気もするし」

「弟。明日もまた、いっぱいいっぱいエッチなことしようね」

弟「体壊さん程度にな」

「うふふ……ありがとう。大好きだよ、弟」





419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土)13:12:13.33ID:PyGcMbW/O



次は、「あ、暑い…」を期待する。