僕のは、僕の同級生レイプされた。
犯った奴等の主犯格は、高木・柿崎の2人。

僕は私立の男子高校普通科の2年生だが、その2人は工業機械科。
工業機械科は学校の中でもガラの悪い生徒が群れなしており、僕ら普通科の
生徒はかなり虐げられていた。

高木と柿崎の2人は特にガラの悪い中心グループの主要格で、工業科の3年
生と仲が良く1年生に慕われていた。

 主犯格の高木・柿崎は許せないが、もっと最悪に許せないのが、僕と同じ
学校出身で、友達だと思っていた前川。

前川は中学校時代、僕の家にたまに遊びに来ては、僕のに勉
強を教えても
らったりしていた。

前川はいつも「美人お姉さんがいていいなぁ・・」と、僕を羨ましがり、
僕をいい気分にさせてくれていた。

前川が言っていた様に、僕のは大人しく真面目で優しい。近所の人からも
綺麗お姉さんだね。」としょっちゅう言われて、僕の自慢でもあった。
そんなの人生に、高木や柿崎など必要無く、出会う事などありえないはず
だった。

 ある日、僕は高木と柿崎と他数名に、何の前触れも無く、急に呼び出さ
れ、テニス部でもないのにテニス部の部室に連れ込まれた。
奴等は無抵抗の僕の髪を鷲掴みにして引っ張り、壁に押し付けて腹に膝蹴り
をした。

僕は恐怖で逃げる事も助けを呼ぶ事もできず、ただ苦痛に耐えるしかなかっ
た。

ある程度痛めつけられた時に、高木が笑いながら「お前、明日、貴の裸を
デジカメで撮って来い。」と、要求された。
僕は奴等の言っている意味が咄嗟には理解できなかったが、を辱め、嬲り
者にする気だと気がつくと、「無理です。」と、高木達の要求をキッパリ断
った。

その瞬間、僕の呼吸ができなくなった。
高木の強烈な膝蹴りが、僕の腹に突き刺さり、僕は我慢できずにその場に倒
れこんで「オエェェッ」と、口から胃を吐き出しそうな激痛にのた打ち回っ
た。

苦悶の表情の僕の髪を鷲掴みにして、「もう一発、いくか?」と聞かれ、僕
は大きく首を振って助けを求めた。
「お前のちゃんの裸が無理ならエロパンティでも持って来い!いい
な!」と、高木に再度言われた。

僕はうなずくしか出来なかった。
高木達は嘲笑しながら、テニス部の部室を出て行く時に、「明日、来なかっ
たら殺すからな。」と、捨て台詞を僕に浴びせて行った。

 その日は1日中、重く暗い気持ちで過ごし、まだ誰も帰っていない家に帰
宅してからは頭を抱えて悩んでいた。
『変な事にしか使わないあいつ等なんかにのパンツを渡したくない!』何
とか逃れる方法は無いか僕は必死に考えた。

しかし、考えれば考えるほど、高木と柿崎の恐怖が思い起こされて、僕は仕
方なくの部屋に忍び込み、下着を盗んでしまった。

 次の日、朝一番で高木と柿崎に呼び出された。
高木と柿崎にのパンツを手渡すと、高木は無言でのパンツをポケットに
入れて、僕の肩をポンポンと叩いて去っていった。

 僕は複雑な心境だった。
工業科の頭の悪い奴らに、のパンツがジロジロと見られ、触られ、匂いを
嗅がれたり、舐められたりするんだと考えると、が奴らに嬲られている様
な錯覚に襲われた。

 のパンツは高木と柿崎と他数名の工業化の生徒の、に対する性欲に火
を点ける結果となってしまった。
翌日に僕は再び高木達に呼び出され、「お前のちゃんとヤラせろ。」と、
いきなりとんでもない事を言われた。

「絶対に無理です、絶対に無理です、」と、僕は必死にの事を諦める様に
頼んだが、高木達は「うるせぇ・・協力だけすりゃぁいい・・。」と、僕を
脅し、僕が拒否すると、激しい暴力を僕に浴びせてきた。

殴られ、蹴られ、踏まれて、僕は泣き叫んで助けを求めた。
〝協力する〟と言うまで僕は高木達に暴行を受け続けた。

高木に「・・今日、お前んち行くから。」と言われ、正座させられていた僕
は、「絶対にがそんなエッチな事させるわけ無いです・・」と言うと、
「バァーカッ、レイプに決まってんだろっ!全員で輪姦すんだよっ!」と、
柿崎が僕を蹴りながら言った。

そんな事だろうと思っていた僕は、何も言えないままうつむいていた。
ちゃんが学校から帰ってくるのは何時頃だ?」と高木に聞かれ、「分か
りません・・・親の方が先に帰ってくるかも。」と、僕が言うと、「嘘だ
ね、お前の親、共働きで夜の8時頃にならないと帰ってこないじゃん!」
と、聞き覚えのある声がした。
前川だった。

僕は前川の存在に気がつき、全てを理解したような気がした。
誰も知らないはずのの存在や容姿を、高木や柿崎に教えて興味を持たせた
犯人は前川。僕は前川のを売るような行為に腹が立つやら、悔しいやらで
言葉も出なかった。

僕は柿崎に「嘘ついてんじゃねぇよっ!殺すぞっ!」と蹴り倒された。
お姉さんが帰ってくるのは4時くらいで、その時は家の中に誰もいないは
ずだぞ!」と、前川が言った。

 僕はどうする事もできず、高木と柿崎の言いなりになるしかなかった。
前川が考えたレイプ計画は前から考えられていた計画らしく、高木達の準備
と役割は完璧だった。

高木・柿崎・前川・米田・石井・植本・酒井の7人と僕が、僕の家に向かっ
た。

僕はもう何も考えられなくなっていた。
ただ、が家に帰宅していない事を願っていた。
マンションに着き、鍵のかかったドアを開けると、ドアチェーンがかかって
いた。

が帰宅している証拠だった。
用心の為、在宅中でも、ドアに鍵をかけ、ドアチェーンをするのは、両親の
帰宅が遅い我が家の常識だった。

僕はチャイムを鳴らし、にドアチェーンをあけさせた。
「お帰り、遅かったね。」と、笑顔で出迎えてくれるを無視して、自分の
部屋にこもる。

に危険を知らせようか〟〝警察に電話しようか〟僕は悩んだ。しかし、
何より高木と柿崎が怖かった。

の部屋の前で中に居るに向かって、「ちょっと、友達の家に行って来
る。」と告げて、僕は、かけられたドアチェーンを外し、鍵を開けたまま外
出した。

マンションの入り口にたむろしていたガラの悪い連中が、僕を見て駆け寄
り、「ちゃん居たか?」と聞いてくる、僕は無言でうなずくと、奴らはエ
レベーターに乗り込んで僕の家を目指した。

僕がマンションを見上げると、僕の家のある5階の通路に、ガラの悪い7人
の男が部屋番号を確認しながら、僕の家に向かっているのが見えた。
僕の家のドアの前、7人が固まって、一気に僕の家の中へ押し入って行っ
た。

 僕は頭を抱えて、絶望感と脱力感を感じながらその場にしゃがみ込んだ。
いつもと変わらない平和な風景、しかし、僕の家の中では今、が悲惨な目
に会っている。

僕はどうする事も出来ないとわかりつつ、自分の家に向かった。
僕の家の前、中から時々物音が聞こえはするが、比較的静かで何事も起こっ
ていないようだった。

しかし、僕の家の中に7人の男とが居るのは確実、何も起こっていないは
ずは無かった。

ドアを少し開け、中の様子を伺うと、男たちの話し声と笑い声が聞こえた。
「大人しくしてろっ!」「おい、しっかり抑えてろっ!」そんな決定的な声
を聞いて僕は全てが終わったような気がした。

中に入って止める勇気もなく、僕はその場から逃げ出し、マンションの前で
しゃがみ込んで奴らが出てくるのを待った。
1時間くらいで、奴らは僕の家から出てきて、小走りに通路を通り、エレベ
ーターで降りてきた。

高木が「お前のちゃん、美味しかったぜ。」と言い、柿崎が「おお、いい
カラダしてたぜ。」と言って、バラバラになって逃げ帰っていった。


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