僕は一度でいいから我がが他の男に抱かれることをいつも想像していた。

結婚当初は考えもつかないことであったが子供ができ成長しマンネリ化した頃から

いつのまにかそう考えるようになっていた。

しかしは厳粛な家庭で育ったせいか、貞淑でカタブツでテレビなどで見る不倫

浮気などはまるで別世界のように考えていた。

三五歳になると身体の線は少し崩れてきたが女の魅力はますます磨きがかかってきた

と思う、髪はセミロングヘアで顔は童顔だが綺麗だ。背は163センチと普通で決して太っていない。

同僚や友人は美人で色気があり羨ましいと妬む。

そんなを誰かに抱かしてみたいという考えは異常であり変態かも知れない。

でも実際にの仕草を見ているとそう思ってしまうのだ。

これが愛の究極というのは大げさな考えなのだろうか。

僕が仕事の関係で都内へ出張することとなった、支店長会議だ。

のそのことを告げると珍しく一緒に行きたいと言う、久しぶりに東京へ行きたい

と言い出した。

子供は親に見てもらい何年か振りにと二人きりで出かけることとなった。



僕は心の底で考えていたことを実行に移してみたくなり色々と考えぬいた。

そこで思いついたのは出張ホストなるものが東京に存在することを知ったのだ。

電話をして事情を説明し僕の気持ちを理解してくれた店の方は運良く良心的で

こんなアイデアを教えてくれたのだ。

まずホストということではなくマッサージを呼ぶということで部屋に入れ奥さんの

出方を試してみてはどうかと、たまたま性感マッサージの修行をしている男性が

いるとのことで念密な打ち合わせをしてついついOKをしてしまった。

想像から現実へ、僕はその日から毎日悩み続けた、お願いしたもののイザとなれば

出来るはずなどないと自分に言い聞かせた。

何も知らないは東京で何処へ遊びに行くか、何処へ買い物へ行くかと楽しみに

していたのだ。

そしてとうとう、その日が来た。予約しておいた有名ホテルへ着いたのは夕刻、

部屋は奮発しスイートルームを取っておいた。

二人で豪華な夕食をしてにはワインを何杯も飲ませると大喜びであったが僕は

これから起こるとんでもない事態を想像すると一向に酔えなかった。

そしていよいよ、打ち合わせ通りの計画を実行することとなった。

僕たちは部屋に戻りくつろいでいた、そしてに風呂に入るようすすめた。

何も知らないは言うとおりにシャワー室へ入っていった。

定刻通り部屋の電話が鳴った、打ち合わせ通りだ。

僕は船につかっているへこう告げた。

マッサージを呼んでおいたけど急に明日の支店長会議へ出席する同僚と合うこと

になったので君が僕の変わりに揉んでもらうように」と。

そして終わったら地下にあるバーにいるから来るようにとつけ加えた。

は安心して「ええ、いいわよ」と返事してきた、きっとマッサージというから

老年のおばさんか、おじさんと思ったことなのだろう。

僕はを残して部屋を出ようとした、これから起こることを期待して。

本当にはその男に抱かれるのだろうか、あり得ない、いやわからない、

もう今更後悔しても仕方ない、そう決心して部屋を出ようとしたとき、スイート

ルームだけに部屋は二部屋の続きとなっておりベットのある寝室の隣りの奥の

窓際のカーテンが厚く垂れ下がっていたのを目にした。

・・・ひょっとしてここに隠れていたら分からないかも知れないと。

部屋を出るつもりが僕はその薄暗い隣室のカーテンの裏へ隠れてしまった。

とんでもないことをしようとしている・・・口が渇き心臓が早鐘を打つ。

シャワー室から出てきて鼻歌を歌っている、僕が隠れていることなど考えもなく

いるのだ。

息を殺してジッとしていることが苦しかった、でも今更出ていくわけにはいかず

隠れていることがバレないことを祈った。

しばらくして部屋のドアがノックされた。いよいよだ。

は濡れた髪を頭に巻きバスローブを着てドアの前に立った。

マッサージです、という声を聞いておくびもなくドアを開けた、そこに立っていた

のはの想像する年老いたマッサージ師ではなく同年代のスラリとした男だった。

は動揺していた、バスローブの襟元に手をあて狼狽していた。

「あのお・・・本当にマッサージ・・・の方ですか」と後ずさりすると

男は穏やかに「ええ、そうです、ご安心ください」とを安心させようと丁寧に

挨拶をした。

「予約を受けていたもので・・・もし、私でまずいのであれば帰りますが」

その言葉には逆らえないと思ったのか

「主人が受ける予定でしたの、でも急用ができて・・変わりにわたしがするように

言われてます」

「分かりました」と男は完全に部屋の中に入ってきた。

もうそこは男と女だけとなってしまった。

二人は隣のベットのある方へ歩いていった。

身動きも出来ないほど身体を硬直していた僕は見つからなかったことに安堵した。

「それじゃあ、横になってください、それとバスタオルを一枚、お借りします」

男の事務的な口調が聞こえた。

「はい、いいですよ」

それからしばらく無言の時間がたった、隣りで何をしているのか分からない。

「ああ、気持いい」

の声が聞こえた

「凝っていないようで凝っているものなんですよ」

どうやら普通のマッサージのようだった、安心した。

だが、この男は確かに性感マーサージの修行中と聞いたが・・・

「上向きになってください」

そう声が聞こえた時、

「あう・・・何を・・するの、止めて・・・お願い」

の驚いた声がした。

「待って・・何にをするの」

いよいよ男が行動に出たのだ、それを聞いた僕は全身に震えが走った。

とんでもないことを計画したことを後悔した。

「奥さん、静かに、静かにしてください」

低い男の声がをなだめている。

「あう・・・」

の泣き声とも聞こえるような呻きがますます僕を震わせた。

一体、何をしているのだ。カーテンの裏から飛び出していきたい衝動にかられた。

そしての声がしなくなった、まさか殺されているのでは・・・

そう思うといても立ってもいられなくなりカーテンの裏から這いだして仕切のない

隣室の壁つたいを忍び足で近寄って見た。

なんとベットの上ではが男に組み伏されて涙を流していたのだ。

イヤイヤと顔をふり必死の抵抗をしていた。

だが男は諦めずにの顔を追いかけキスをしようとしてる。

無言の戦いが繰り広げられていた。

やがてキスをあきらめた男はの首筋から抵抗ではだけたバスローブから覗く

乳房に舌を這わせた。の一番感じる性感体だ。

「あん、いや・・・・」

は男との抵抗に疲れたのか、それとも感じてきたのか、前ほどは抵抗をせずに

男にされるがままになっていた。

「ねえ、おねがい・・それ以上はやめてほしいの」

幾分、声も冷静になってきていた。

男はうん、うんとうなずいてを安心させた瞬間だった。

の唇を奪ったのだ、一瞬のスキをつかれ奪われたの唇は男の顔の下でイヤイヤ

抵抗を見せていたが次第にそのキスを受け入れ始めたのだ。

「あう・・・・」

微かな呻き声を上げると抵抗を止めて二人は長いキスを続けたのだ。

始めてあった男とこんなに長いキスをするなんて、一体は・・・

時おり男が顔を上げるとその顔をが追いかけキスを求めたのだ。

の頭を男の腕が支えの腕は男の首に巻かれまるで恋人のように

二人は激しいデイープキスを求め合っていた。

男の手がのバスローブを解いた時、

「・・・お願い・・暗くして・・」

の甘い声がした。

覚悟したのか、それとも男のテクニックに魅入られたのか。

その光景は信じられないものだった、あり得ない、あってはならないことが

僕の目の前で行われようとしていた。全て僕自身が仕組んだことにせよ、こうも

簡単に貞淑であったはずのが始めてあった男に抱かれようとしていることに。

部屋から部屋へ移る壁にそってまるでスパイのようにして覗き込む僕は一体何を

しているのだろうか、そう思いながらも見たい好奇心と見つかってはとんでもない

ことになる不安が入り交じっていた。

喉はカラカラに乾き足下から微かな震えが伝わってくる。

男の性感マッサージというのは一体何がそうなのか、これでは半ば強姦ではないか、

そんな怒りを抑えながら固唾を飲んで覗き続けた。

男はの言うとおりベットランプの光を落とした。薄ぼんやりと暗くなった部屋では

これから何が起こるのだろうか。

が仰向けになり男を待ち受けていた、男は観念した姿のを見て衣服を脱ぎ始めた。

まるで二〇代のような若々しい肉体がそこにあった。

を抱き寄せ舌を丁寧に丁寧に首筋から豊満な乳房へ這わせていく、そして男の右手は

の太ももをまるで羽毛のように撫でている。

バスローブの前が割れてパンテイだけの姿が見えた。は足の付け根を恥ずかしそうに

よじり微かな抵抗を見せていた。男の手がの腰の壺のような場所を見つけて押しつける。

「ああ・・・だめ、そこ」と聞き慣れた声が部屋に響く。

が微かに開く、まだ僕以外の男が進入したことのない秘密の場所へ男の指が入ろうとしていた。

「だめ、そこ、変になりそう・・」と哀願に近い嘆き声だ。

男の中指がもとが緩んだ瞬間を見計らって一気に奥深くまで進入したように見えた。

「うそお・・・そんなあ・・・」がくの字に曲がり男の進入を簡単に向かい入れたのだ。

その間、男はの身体全体を執拗に舐め続けていた。

左手はの乳房を揉み身体全体を使って奉仕し続けていたのだ。

次第にの嗚咽が高くなっていく。

「もっと、もっと、ああ・・・そこ、そこが・・いいの・・・・・」

男はまるで勝ち誇ったかのように目を閉じているを見下ろしの手を取ると

トランクスの高く張り上がった中へ誘導した。

「すごい」とは驚嘆した。

男はトランクスをづり下ろし巨大になった肉棒をの口めがけて要求したのだ。

は一瞬ためらいを見せた。

そう、始めて会った見知らぬ男のモノなどそう簡単に舐めるはずはない。

舐めないでくれ、そう願いもむなしく自ら積極的にまるで美味しいものを頬ばるように

可愛い口の中に収まっていったのだ。

嘘だ、嘘だろ、あのが・・・そんなことを・・・

二人は覗き込んでいる僕に気づこうともしない、快楽の世界へ入り込んでいたのだ。

の顔が男の股間の下で上下に動く、その動きに合わせてセミロングヘアの髪が

ゆさゆさと震える。

なぜそこまで積極的にするんだ。

「奥さん、そこ、そこがいい」

男が顔を上げて呻く

「ここ?ここがいいの?」

の甘い声がする、何ていう女なのだ。

「そう、そう、そこが・・」

男はお返しとばかりのパンテイを脱がせ淡い陰毛をかきわけ顔を埋めた。

何て言うことだ、シックスナインをして・・・

の大きく開いたが僕の壁方向に向く、男の頭がの奥底を舐め始めた。

「ああん、あ、あ、あ、あ」

と男の巨大棒をくわえながらが呻く。

なぜ、いきなりなのにこうなるのだ。

飛び出して行って二人を殴りつけたい心境だった、でもすべては僕が仕組んだこと

であり惨めな結果は見え見えだった。

それにしてもの大胆さには驚かされた。

積極的なのだ、男に身体を開き言うなりになっている。

男が陰部を舌先で舐め上げるとはくわえていた肉棒を吐き出して呻く。

「ああう、すごい、すごく、いい」

男が向きを変え唾液で濡れたの唇を再び奪う、そしてしつこいほどのキス

続く。その間男の中指がの中に押し入り暴れ回る。

「あうう・・あう・・ん・ん」

と快楽に身を委ねたの顔が苦しそうな表情をををした

いや、苦しんでいるのではない、悦んでいる顔なのだ。

「ねえ、もう我慢できない、い、れ、て・・・」

と男にせがむ。

男はを後ろ向きにさせ真っ白なお尻を上げさせた。

は顔を枕に押しつけ男が入ってくることを待っているのだ。

「あう・・・ああ・・・・・」

か細い嗚咽が聞こえた。

男が濡れそぼったの肉穴へ一気の挿入をしたのだ。

「う、う、う、う、。あ、あ、あ、あ」

と男の律動に合わせては声を上げる。

ピタピタというお尻を男の肉棒がぶつかり合う音が部屋中に響く。

男が動きを止めた。

「お願い、止めないで、そこ、そこすごく気持いいの」

から腰をひねり男のモノを求める。

男は意地悪くの求める肉棒を引き抜いたのだ。

「ええ、どうして」

そう振り向くを今度は上向きにさせ騎乗位の姿勢をとった。

は素直に男の上に跨り自分から男のモノを支えて深々と挿入させたのだ。

「わあ、すごく奥まで・・・」

は男の肉棒の長さを確かめるようにして奥まで入れると腰を上下に振り始めた

のだ。

「あう、あん、あん、あん」

と男の両手を握りしめ激しく腰を使い始めた。

「だめだ。奥さん、そんなにすると出ちゃう・・・」

男が始めて口を聞いた。

「いいの、出して、大丈夫だから出してえ・・・」

ふざけるな、デキてしまったらどうするんだ。

そんな僕の不安をよそには崩れるようにして男の胸に倒れたのだ。

「ああう、いくう・・・一緒にいってえ・・・」

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