「うぃーす、うぃーす」いきなり…あたしを帰宅途中に拉致してきた、覆面を被った変な人たちは…親切に椅子を引いて、あたしを座らせてくれた。
「あ、どうも」
あたしは、ペコリと頭を下げて椅子に座る。
見回すと手術室のような場所だった…あたしの前には、テーブルを挟んで白衣姿の女性が座って、何かカルテのような物に熱心に目を通している。
その日…あたしは、ある女マッド・サイエンティスト〔危ない科学者〕に、拉致されて…怪しい秘密研究所の、手術室に連れて来られた。
「『人体改造研究会』の本部にようこそ♪まあ、楽にして…」
あたしに名刺を差し出して、自分がマッド・サイエンティストだと自己紹介をした、白衣の女性は優しく微笑んだ。続きを読む