私は、あるbarのバーテンダーに恋をしてました。
ラストまで飲み続け気が付いたら終電もない状態で、思いきって好きなバーテンダーの加藤君に声をかけました。
「始発出るまでどこかで遊ばない」
「うちくる」
話しはスムーズに進み加藤君の家に行けました。
コーラを飲んだりおしゃべりしたりしてるうちに少し眠くなって横になると加藤君は
「ちょっと煙草買ってくる、面倒だからカギは閉めないで」
と言って外出してしまいました。
私は加藤君の布団に潜り込み、このまま彼女になれないかなぁなんて考えていたら誰か帰ってきました。
「え中川君」
「あれ」
部屋に入ってきたのは同じbarで働いてるバイトの中川君でした。
「なんでいるの」
「中川君こそ」
「えなに、先輩とそうなの」
「今日が初めて」
「そうなんだ」
お互い驚きましたが、中川君はたまに加藤君の家に泊めてもらうらしくその日も私がいるのを知らないで来たみたいでした。
中川君は「俺も眠い」と言いながら布団に入ってきました。
早く加藤君帰って来ないかなって思ってると中川君が覆い被さってきました。
「やだ!ちょっと止めてよ」
「先輩ともやるんだろ」
店で見る少年のような笑顔の中川君は見る影もなく、私を襲ってきました。
抵抗も虚しく下半身を剥かれクンニをされてる最中に加藤君が帰って来ました。
「何やってんだよ」
加藤君はちょっと怒りましたが
「俺出てく」
「先輩の家なんだから居てくださいよ」
と男同志で会話して結局私は加藤君の前でやられてしまいました。
加藤君は煙草を吸いながら見てるだけで、止めもしないし参加もしませんでした。
中川君と終わった後に「シャワー使いなよ」と言っただけでした。
シャワーを借りてたら中川君が入ってきて私を前から気になっていたとか言い訳をして、一緒にシャワーを浴びました。
中川君は「またしよう」と言って来ましたが、私は適当に返事をして結局タクシーで帰りました。
こんな事なら最初からタクシーで帰ればよかったと後悔しながら。
友達に、加藤君達のbarに遊びに行こうと誘われています。
行きたくない理由も言えないから、気まづいけどまた行きます。
どんな顔で行けばいいんだろ。
暴力振るわれた訳じゃないけど、まさか好きな人の前でこんな事になるなんて思ってもいませんでした…