ですが次第にお酒が進むにつれ、本社への不満を私にぶつけてくる状態になってしまって。
気持ちは分かるんです。
だって半年後には無職になる可能性があるのですから。
そんな中、唯一私をかばってくれたのが本田部長でした。
部長は48歳で舘ひろしさんぽくダンディーな人でした。
「まぁまぁ、山崎さんが悪いんじゃないんだから」「でも部長~!本社の人間は・・・」「分かってる。分かってるけど、それは関係無いんだから」部下からの信頼もあるらしく、部長さんが丸く収めてくれました。
そして私だけ先にタクシーに乗せられ、無事初日を乗り切れたんです。
次の日に会社へ行くと、昨晩絡んできた男性社員は全員謝りにきました。
だから実は皆さん良い人なんだなって思っていたんです。-----続きを読む