僕が高1の頃の話。
いつも通学している電車内に能面のような無表情の女性がいました。
服装は地味なわりに、いつも黒いストッキングばかりはいているのでちょっとメンタル「イカレ」系の人かなと思っていました。
ひそかに仲間内で「能面ねえちゃん」とよばれており、気持ち悪がられていました。
どういうわけなのか、僕と行き帰りの電車が一緒になりだしたので、正直電車を遅らせようともしてみましたが、いつも忘れてしまい、結局また能面ねえちゃんと同じ電車になってしまうのでした。
あれは確か、学校祭の練習で帰宅が遅れた秋のことです。
先頭を行く電車が先の駅で車両故障を起こしてしまい、バスでの代行輸送になるため、電車を降りて駅のホームに立ったときでした。続きを読む
いつも通学している電車内に能面のような無表情の女性がいました。
服装は地味なわりに、いつも黒いストッキングばかりはいているのでちょっとメンタル「イカレ」系の人かなと思っていました。
ひそかに仲間内で「能面ねえちゃん」とよばれており、気持ち悪がられていました。
どういうわけなのか、僕と行き帰りの電車が一緒になりだしたので、正直電車を遅らせようともしてみましたが、いつも忘れてしまい、結局また能面ねえちゃんと同じ電車になってしまうのでした。
あれは確か、学校祭の練習で帰宅が遅れた秋のことです。
先頭を行く電車が先の駅で車両故障を起こしてしまい、バスでの代行輸送になるため、電車を降りて駅のホームに立ったときでした。続きを読む