それに杏子は初めてだった。
僕が初めての男でした。
杏子のことが好きだったし、憧れだったから、結果的には幸せな家庭がもてて良かったとは思います。
今は、僕が36歳。
杏子が41歳。
子どもが二人。
娘が二人です。
あれは高校3年の夏のことだった。
文化祭の実行委員長を僕はやっていた。
顧問は杏子だった。
まだ、大学出て2年目の新米教師。
英語は留学していたからペラペラ。
杏子が高校に来て、僕は一発で杏子に惚れてしまった。
先生なのにね。
初々しくて、清楚で美人。
スタイル抜群。
「片倉君、準備の進み具合はどうなのかな?なんか困ってることある?」 「あ!先生。うーん、困ってますよ。各クラスからの要望が多すぎて・・・」 そんな感じで、ほとんど毎日放課後は、杏子先生と実行委員メンバでバタバタやっていた。続きを読む