今から約10年くらい前、大学を卒業して社会人になったばかりの頃の話。
当事の俺は、東京から地元にUターン就職し、週末の土日は母校の高校の柔道部のコーチをしていた。
顧問の先生(男)とは高校在学中も卒業後も仲が良く、「地元に帰って来たなら、時間がある時でいいから部活の面倒を見てくれ」と言われ、ちょくちょく母校に顔を出すようになった。
仲の良い先生は男子をメインで見ており、俺は指導が手薄な女子の方をコーチしていたのだが、女子部の顧問は新卒で俺と同い年の女の国語教師で、スポーツ全般がからっきし駄目な人だったので、俺はその女性教師からも結構重宝されていた。
当時は彼女もおらず、休みの日もヒマを持て余していたので、ほぼ毎週通っていたのだが、大学時代も体育会に所属し、ずっと柔道を続けていた俺の指導は生徒からも評判がよく、かなり真面目で熱心なコーチぶりだったと思う。続きを読む