2006/03/23 00:55:21 (wRrBFVKF) 五年前に夫を不慮の交通事故で亡くしてから、息子と娘の三人家族で、生活はそれほどに裕福なものではなかったですが、3DKの市営住宅でどうにか倹しく暮らしていました。
私の年齢は四十六才で、息子の雄太が十九才になっていて、娘の美紀は十六才の高校一年生です。
私は医療事務の資格を持っていたので、昼間は小さな個人病院での医療事務仕事をし、夜は料亭の仲居として働き、子供たちをどうにか育て上げてきました。
しかし、この春の大学受験を息子の雄太が失敗してから、我が家に少しおかしな風が吹き始め、どこかに空気の遮断壁のようなものが出来てきていました。-----続きを読む